
【MARCHレベル】に使用されています。
『日本史用語集』は、各社から出版されている教科書から学習に必要な用語を収録した日本史の用語集です。
本記事では、『日本史用語集』の特徴や使い方、レベル、いつから使うべきか、注意点について解説していきますので、ぜひ最後まで記事を読んで、本書を最大限活用してください。
教材名 | 日本史用語集 |
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ジャンル | 参考書 |
出版社 | 山川出版社 |
出版日 | 2023年12月 |
必要時間目安 | 他の参考書・問題集と並行して使用 |
目指す大学群レベル | 日東駒専・東京一工・旧帝大・早慶上智・GMARCH・関関同立 |
分量 | 448ページ |
具体的なおすすめポイント
- 日本史学習に必要な用語が網羅的に掲載されている
- 用語の重要度がわかる
- 山川の『詳説日本史』準拠で関連用語の学習もしやすい
注意点
- インプットのために使うのは非効率である
- 基本的には辞書的に使う
- 覚える知識は他の参考書に集約するべき
『日本史用語集』これを持っておけば間違いなし!
『日本史用語集』は、日本史の学習に必要な用語が約9,800語も収録されている辞書のような参考書です。
各用語に簡単でわかりやすい解説文がついており、例えば問題演習をしていて教科書に載っていない用語に直面した際などに本書を辞書のような使い方で活用することで、知識の補強ができます。
また、各社の教科書に掲載されている頻度をもとに重要度が示されており、学習の際の指針にもなるため、日本史を受験科目で使う受験生は、この用語集を持っていれば間違いありません。
『日本史用語集』はどんな人におすすめ?
前述した『日本史用語集』は、日本史を受験科目として使う全ての受験生におすすめです。
日本史の学習は、内容を理解して暗記し、それを問題演習を通して定着させていきますが、学習を進めていくと、教科書等で確認してもいまいちわからない単語に直面することがあります。
その際に、本書を辞書のように活用することで知識を補強することができるだけでなく、関連した用語が近くに掲載されているため、効率的に学習を進めていくことができます。
また、重要度もわかるため、自身の受験校のレベルに応じて、覚えるべき用語なのかどうかを判断することもできるため、受験生が持っていて損はない参考書でしょう。
『日本史用語集』のレベル
『日本史用語集』のレベルは、日東駒専や共通テストレベルから、早慶上智などの最難関大レベルです。
日本史の学習において必要な用語のほとんどが網羅的に掲載されており、最難関大で高得点を目指す上での知識の補強に活用することはもちろん、重要度がわかるようになっているため、自分自身の目指すレベルに合わせて活用することができる参考書となっています。
用語の意味の確認においては、教科書やその他講義系の参考書などよりもはるかに効率よく学習を進めることができるため、全レベルの学習者におすすめです。
『日本史用語集』はいつから使えばいい?
『日本史用語集』は、いつから使えばいいのでしょうか?
本書は、辞書的に活用することが主な使い方になりますので、「いつから使うかべきか?」の答えは、「日本史学習のはじめから」です。
日本史の学習は、教科書や講義系参考書を通した通史の理解、一問一答などでの用語暗記、問題演習を通した知識の定着という流れで進めていきますが、その過程で分からない用語に直面した時に、用語を調べて知識を補強していくために、『日本史用語集』を活用していきましょう。
ただし、最難関大学レベルを目指す受験生で、辞書的に活用するのではなく知識の補強として本書を読み込みたい場合は、志望する大学の過去問が9割取れるようになってからにしてください。
『日本史用語集』の特徴
『日本史用語集』は、全7点の「日本史探究」の教科書から学習に必要な用語を約9,800語収録した、用語辞典のような参考書で、新課程に対応しています。
用語の重要度を示す1つの指針として、教科書の掲載数に応じた①〜⑦の頻度数が示されており、さらに頻度⑤以上は赤字で記載されているため、重要度に合わせた効率的な学習が可能となっています。
また、用語の配列は最もオーソドックスな日本史の教科書である、山川出版の『詳説日本史』に準拠しているため、調べた用語の前後にある関連用語についてもあわせて確認することができ、単純暗記にとどまらない用語理解をすることができます。
『日本史用語集』の使い方
『日本史用語集』は、日本史の学習をしていく際に登場する用語が網羅的に掲載されており、辞書のように活用することでその真価を発揮します。
ここでは、本書がもつ学習効果を最大限引き出すための使い方をいくつかのポイントに分けて解説していきます。
① まずは問題演習
日本史の学習において、問題演習をしていくことは、知識を定着させていく上で欠かせません。
まずは何も見ないで問題を解いて丸つけをした後、解説を読み込んで、「なぜその問題を間違えたのか」を確認していきましょう。
その際、ただ単に「答え」のみを確認するのではなく、関係する用語でわからないものがないか、注意深く読み込んでいきます。
② わからない用語を用語集で調べて理解する
解答解説を読み込んでも、いまいち理解できない用語があった時に、『日本史用語集』でその用語を調べ、その意味をしっかりと理解しましょう。
さらに、その周辺の用語も合わせて確認することで、その用語の背景や因果関係などを深く理解することができます。
また、調べた用語はマーカー等で印をつけ、暗記用の教材にも記載しておくと後で復習していく際に役立つのでおすすめです。
③ 隙間時間に用語集をみる
用語集は腰を据えて読むというよりは辞書的に活用するのが基本ですが、トイレに入っている時や移動中などの隙間時間を活用し、パラパラと読んでみるという使い方もおすすめです。
何度か活用して、一度調べた用語にはマーカーがしてあると思いますので、それらを中心に確認していくことで、知識を定着させることができますし、合わせて同単元の用語も確認していくことで、用語の理解を深めることができます。
『日本史用語集』の注意点
『日本史用語集』は、日本史を学習する全ての受験生におすすめしたい問題集ですが、その使い方にはいくつかの注意点があります。
ここでは、本書の持つポテンシャルを最大限引き出すための使い方について、解説していきます。
インプットには向かない
『日本史用語集』は、日本史の用語が網羅的に掲載されており、本書に書かれている用語を暗記していれば、基本的にはほとんどの大学入試に対応できるくらいの情報量ではあります。
しかし、いくら網羅的に掲載されているからといっても、本書を使って用語を暗記していこうとするのは、知識が単純暗記になってしまいやすい上に、あまりに時間がかかってしまいます。
そのため、『日本史用語集』をインプットに使用するのは避けたほうがいいでしょう。
ただ、どうしても、用語集を網羅的に読み込むことで安心感を得たい場合などは、「『日本史用語集』はいつから使えばいい?」で説明したように、最難関大学の過去問で9割以上を取れるようになってからにしてください。
基本的には辞書的に使う
『日本史用語集』は、問題演習の復習をするときなどに、辞書的に活用していくことが基本的な使い方となっています。
本書には、全てのレベルの大学に対応できる用語が載っているだけでなく、各用語の説明も非常にわかりやすいですが、通史を理解する参考書として活用することも、あまりおすすめしません。
参考書を通読するのではなく、あくまで日本史の学習をしている中で分からない用語に直面した時に用語を調べ、知識を補強していくために活用することが、本書の学習効果を最大限引き出す方法です。
覚える知識は他に集約する
「基本的には辞書的に活用する」ということと関連しますが、用語のインプットは今まで自分が暗記に使ってきた参考書で行うことが最も効率的です。
本書で調べた用語で今まで使ってきた参考書に掲載されていなかった用語は、付箋などを活用して集約しておくことで、調べた単語も合わせて復習することができ、知識の補強を効率的に行うことができます。
『日本史用語集』|まとめ
本記事では、『日本史用語集』について、その特徴や使い方、いつから使えばいいのかについて解説してきました。
日本史の知識を定着させていく上では、単純暗記だけではなく、用語の確かな理解が重要であり、そのために本書を辞書的に活用していくことは極めて効果的でしょう。
ぜひ、本書を活用して、志望校合格を目指してください。