科目 | 日本史 |
出版社 | 旺文社 |
目的 | 日本史問題演習 |
対象者 | 日本史の基礎知識が身に付いた人生 |
難易度 | MARCH~早慶レベル |
分量 | 399ページ |
使用期間 | 高三11月ごろ |
ジャンル | 日本史問題集 |
・オススメポイント
ハイレベルな演習ができ、解き方が学べる
・注意点
日本史の基礎知識を身に付けてから取り組むこと
MARCHや早慶レベルの日本史の問題演習ができる参考書
『日本史B 標準問題精講』は、MARCHや早慶レベルの日本史の問題演習ができる参考書です。実際に出題された入試の過去問から、頻出のものが厳選されています。
日本史の入試問題を解くためには、単に知識を暗記するだけではなく、入試の出題形式に合わせて適切な知識を思い出すアプローチが必要です。『日本史B 標準問題精講』では、入試の過去問を使った演習と分かりやすい解説で、ハイレベルな問題の解き方が学べます。
ただし、扱われている問題はどれも難しいものが多く、問題数も80題と一定のボリュームがあるため、2冊目以降に使う問題集としておすすめです。一通りの知識を押さえたあと、入試の過去問演習に入る前の実力アップに使いましょう。今回は、そんな『日本史B 標準問題精講』について、詳しい内容や学習のポイントをまとめて紹介します。日本史の実力を高めたい人はぜひ参考にしてください。
入試でよく出題される問題の解き方が分かりやすく解説されている
『日本史B 標準問題精講』では、大学入試で合否の分かれ目となるような重要な問題が83題掲載されていて、解き方が分かりやすく解説されています。日本史の問題を解く際に、問題文のどの部分に着目して解けば良いかといったポイントや、よく出題される知識がまとめられている点が特長です。
大学入試の日本史の問題では、難しいものになるほど細かな知識を正確に覚えておく必要があります。正誤問題など、ひっかかりやすい問題を攻略するためには、正確な知識と解法パターンの理解が重要です。良く出題されるパターンを予め知っておくことで、難関大学の入試にも対応できる実力が身に付きます。
『日本史B 標準問題精講』に取り組む際には、解いた問題の正解・不正解だけでなく、正解に至るまでの考え方が正しかったかどうかに注意して取り組むのがおすすめです。間違ってしまった問題に対しては、今後どのような点に注意すれば失点を防げるか、解説を参考にしながら考え方のパターンを増やしていきましょう。
インプット系の参考書が終わってから取り組むのがおすすめ
ハイレベルな問題演習ができる『日本史B 標準問題精講』に取り組む際には、予め日本史の知識を一通り学んでおく必要があります。『日本史B 標準問題精講』は問題を解くための考え方の解説が中心となっていて、日本史の知識そのものの解説は必要最小限にとどめられているためです。
教科書や『石川晶康 日本史B講義の実況中継』シリーズなどの講義形式の参考書を使って日本史の全体像を把握し、一問一答形式の参考書で重要語句を暗記してから取り組みましょう。なお、『日本史B 標準問題精講』を解いて難しすぎると感じる場合や、もっと詳しい解説が必要な場合は『実力をつける日本史100題』という参考書がおすすめです。
問題の難易度は『日本史B 標準問題精講』と同じくらいですが、解説がより詳しく書かれています。ただし、どちらの参考書も問題数が比較的多く時間がかかるため、本番までに残っている時間を加味して取り組むかどうかを決めましょう。
参考書の問題が解き終わったら志望校の過去問を演習しよう
『日本史B 標準問題精講』などの演習形式の参考書が解き終わった後は、志望校の過去問演習を繰り返すことが大切です。大学や学部ごとに日本史の出題傾向が異なるため、過去問を数年分解いて傾向を把握する必要があります。大学によって、毎年出題されているパターンの問題があったり、頻出の時代区分があったりするため、過去問を繰り返し解くことで対策が可能です。
第一志望の大学に加えて、自分が受ける予定の大学の過去問は2~3年分解いておくことをおすすめします。過去問演習を進める中で、苦手な分野や解き方が分からない部分を見つけたら、教科書や講義形式の参考書を参考に復習してください。なお、知識は覚えているものの点が取れない場合は、『日本史B 標準問題精講』などの演習用の参考書を使って、日本史の入試問題を解く際の考え方を身に付けてから再度過去問にチャレンジするのがおすすめです。
まとめ
日本史のハイレベルな問題演習ができる参考書『日本史B 標準問題精講』について紹介しました。この参考書では、MARCHや早慶レベルの日本史の問題の解き方が学べます。日本史の通史を学び、重要語句や年号の暗記が完了してから取り組むのがおすすめです。
日本史の入試問題は単に知識を覚えているだけでは点が取れないものが多くなっています。そのため、問題文のどこに着目して解けば良いかというテクニックを押さえておくことが重要です。『日本史B 標準問題精講』なら、難しい問題でも正解を導き出すための考え方が学べます。
入試の過去問演習に入る前の実力強化に役立つ参考書です。なお、参考書を使った問題演習の後は志望大学の過去問も繰り返し演習するようにしましょう。大学ごとの出題傾向に慣れ、ぜひ日本史で高得点を狙っていってください。