【MARCHレベル】に使用されています。
科目 | 日本史 |
出版社 | Z会 |
目的 | 日本史問題演習 |
対象者 | 日本史の基礎知識が身に付いた人 |
難易度 | MARCH~早慶レベル |
分量 | 464ページ |
使用期間 | 高三10月~11月ごろ |
ジャンル | 日本史問題集 |
・具体的なオススメポイント
入試問題に近い形式で演習ができ、早慶レベルまで対応可能
・注意点
解説に書かれている細かい知識まで含めて学習すること
MARCHから早慶レベルまで対応できる日本史の問題演習用の参考書
今回ご紹介する『実力をつける日本史100題』は、MARCHから早慶レベルまで対応できる日本史の参考書です。過去に実際に出題された入試問題から抜粋された日本史の頻出問題100題が掲載されています。
日本史の通史を学び、一問一答形式の参考書で重要語句を覚えた後、アウトプット形式の練習を積み重ねる際に活用するのがおすすめです。問題のボリュームは比較的多いですが、繰り返し解くことによってスムーズに短時間で回答できるようになります。
問題を読んですぐに答えが分かる位まで復習を繰り返せば、私立・国公立問わず難易度の高い入試に対応できる実力が身につく参考書です。今回は、そんな『実力をつける日本史100題』に関する詳しい内容や学習のポイントをまとめて紹介します。日本史選択の受験生はぜひ参考にしてください。
問題演習を通じて、各時代の重要事項の確認や論述対策ができる
『実力をつける日本史100題』で扱われている問題を解くことで、各時代ごとの重要事項の確認や、論述形式の問題への対策ができます。100題の問題の内訳は、75題が時代別の問題、テーマごとにまとめられた歴史問題が20題、論述形式が5題です。
100題を全て解くことによって、日本史で出題されるあらゆる知識を体系的にマスターできます。通史を学び、重要語句を覚えた後に『実力をつける日本史100題』の問題を解けば、各時代の出来事の関連性や人物のつながりが整理されるため、総合的な力を身に付けることが可能です。
なお、問題は見開きページに分かりやすくレイアウトされていて学習しやすい点も『実力をつける日本史100題』の特長です。各問題には配点と目標時間が書かれているため、自分の現在の実力を客観的に評価できます。苦手分野が見つかった場合は重点的に対策をし、知識の穴を埋めていきましょう。
早慶の難しい学部を目指す人は解説までしっかり読み込もう
問題演習を通じて日本史の知識が整理できる『実力をつける日本史100題』は、内容の充実した解説が付いています。問題自体を解くために必要な知識だけでなく、関連する事柄まで丁寧に解説されているのが特長です。
『実力をつける日本史100題』に掲載されている100題の問題が全て解けるようになった時点では、MARCHや早慶の易しい学部レベルの実力が身に付きます。早慶の難しい学部で確実に点数を取りたい場合には、解説に書かれている内容まで暗記することが重要です。
ただし、1周目から全ての知識を完璧に暗記しようとすると時間や負荷がかかるため、まず問題を解けるようにした後に、解説に書かれている内容を覚えていくことをおすすめします。正解を導き出すために必要な知識に加えて、難関大学の入試で問われるような細かい知識も身に付けていってください。
『実力をつける日本史100題』の解説に書かれている内容は高度ですが、地図や表を使って分かりやすく書かれているため、きちんと取り組めば着実な実力アップが可能です。
参考書による問題演習の後は過去問を繰り返し解くことが重要
『実力をつける日本史100題』が一通り解けるようになり、解説に書かれている知識まで理解出来れば、大学入試の問題を解くための十分な実力が身についています。参考書による問題演習が終わったら、志望大学の過去問を繰り返し解くことが重要です。日本史の問題は、出題される年代やテーマ、正誤問題や論述などの出題形式が大学や学部ごとに異なります。
自分が受ける大学で、過去にどんな問題が出題されたかを把握すれば、高得点を狙うことが可能です。できる限り過去の分までさかのぼって問題演習を行い、各大学特有の出題傾向や頻出分野を把握しておきましょう。
また、時間制限内にできる限りたくさんの問題を解く練習や、大問ごとの時間配分の練習も大切です。一度解いた年度の過去問でも、繰り返し解くことによって本番での得点力が上がります。過去問演習で苦手分野が見つかったら、該当する部分を教科書や講義形式の参考書で改めて確認しておきましょう。
まとめ
日本史の重要事項について、100題の演習問題を通じて身に付けられる参考書『実力をつける日本史100題』について紹介しました。MARCHから早慶まで、ハイレベルな大学の入試問題に対応できる実力が身に付きます。
日本史の基本知識が身に付いた上で、問題を解く形でのアウトプット練習に『実力をつける日本史100題』を活用するのがおすすめです。なお、問題そのもので問われている知識よりも、解説に書かれている知識の方が難易度が高くなっています。
まずは『実力をつける日本史100題』の問題を確実に解けるようにした後、解説に書かれている知識も含めて理解しておくようにしましょう。特に、早慶の難しい学部を志望する人は、解説まできちんと読み込むことが重要です。また、参考書を使った学習が終わったら、志望大学の過去問を繰り返し演習し、出題傾向や時間配分を把握していって下さい。