科目 | 日本史 |
出版社 | 河合出版 |
目的 | 日本史論述対策 |
対象者 | 論述が出題される大学の受験者 |
難易度 | 旧帝大レベルまで対応 |
分量 | 128ページ |
使用期間 | 入試直前まで |
ジャンル | 日本史論述問題集 |
・具体的なオススメポイント
日本史の論述対策が独学でできる
・注意点
答えを暗記するのではなく、考え方のプロセスを理解すること
日本史の論述問題対策が独学でマスターできる問題集『[改訂版]考える 日本史論述』
今回ご紹介する『[改訂版]考える 日本史論述』は、日本史の記述形式の問題に特化した問題集となっています。記述形式の問題は参考書を使って独学するのが難しいと考えられがちですが、『[改訂版]考える 日本史論述』を使えば自分一人でも論述問題で高得点を取ることが可能です。
また記述形式の問題が出題されない私立大学の入試対策としても、日本史の重要なポイントの流れを抑えることができるという点でおすすめできる問題集となっています。論述問題は志望する大学の過去問を解いても対策しづらいのが難点です。過去に出題された本日問題と同じ内容が出ることはないため、見たことのない問題に対して適切な論述を行うスキルが必要になってくるのが難しさの要因の一つとなっています。
これに対して『[改訂版]考える 日本史論述』では、単に日本史の知識を暗記するだけに止まらない「考える」ためのアプローチ方法を解説してくれているのが特徴です。国立大学など2次試験で日本史の論述問題を解く必要がある人はぜひ解いておくことをお勧めします。今回はそんな『[改訂版]考える 日本史論述』の特徴や詳しい学習方法のポイントについてまとめました。
旧帝大レベルの日本史問題に対応できる良書
『[改訂版]考える 日本史論述』で対応できるレベルは、旧帝大レベルの難しい大学まで含まれています。そのため日本史で高得点を取って入試を有利に突破したい人であれば取り組んでおきたい一冊です。『[改訂版]考える 日本史論述』で扱われている問題は難関大学の過去問ばかりとなっています。
ただの過去問題集であればそれぞれの大学の日本史の問題を解けば良いと思われがちですが、『[改訂版]考える 日本史論述』では問題の答えだけでなくどうすれば正解にたどり着けるか?といった考え方のプロセスが解説されているのが特徴です。考え方のプロセスを身につけることで、見たことのない初見の問題であっても適切な論述解答ができるようになります。
解説は分かりやすいですがハイレベルな内容のため、必ず日本史の基本的な知識や歴史の流れをマスターした上で取り組むようにしましょう。基本的な知識が曖昧な段階でこの教材に取り組んだとしても、論述の練習以前に知識不足による時間のロスが多いため効率が悪くなってしまいます。基本的な用語から歴史の流れを順番に学習していくようにしてください。
論述問題の採点基準が細かく書かれている
論述問題を練習する際には、模範解答に書かれている内容と一字一句同じものを書くわけにはいきません。そこが論述問題を自学自習する時のハードルの一つとなっています。『[改訂版]考える 日本史論述』では、この点がクリアできるように採点基準が事細かく書かれているのが特徴です。
どういう内容が含まれていれば点数になるのか、何が書かれていないと不正解になってしまうのかという採点基準が明確に書かれています。この採点基準に照らし合わせて自分の書いた回答をチェックすることで、模範解答と全く同じ記述になっていなくてもどれだけ正しいポイントが抑えられているかを確認可能です。
また採点基準に加えてどうすれば問題の要点を押さえた回答ができるのかという考え方も解説されています。答えを覚えるのではなく、正解に至るために何をどの順番で考えれば良いのかというポイントを押さえて行くようにしてください。この練習を難関大学の過去問を使って繰り返し行うことで、初めて解く問題でも落ち着いてポイントを抑えた論述ができるようになります。
論述問題の学習の際には自分で書いてみることが大切
『[改訂版]考える 日本史論述』に限らず、論述問題を練習する際にはまず自分で回答を書いてみることが大切です。書くことがわからなかったり正解かどうか自信がなかったりすると自分で記述する前に答えを見てしまう人もいるかもしれません。しかしその方法で学習をしてしまうと単なる回答の暗記になってしまって、見たことのない問題を解くための思考力が身につかないため注意が必要です。
まずは字数制限の中でかけることを書いてみて、その後模範解答の採点基準と照らし合わせて足りない要素や間違ったポイントを確認していくという流れをおすすめします。『[改訂版]考える 日本史論述』では、明確な採点基準が書かれているため、自分が書いた答案のどの要素が加点ポイントになっているか、逆にどの要素が不要な記述だったかをチェックするようにしましょう。
この作業を繰り返すことで技術力がします。なお字数制限に満たなかったり、逆に字数制限をオーバーしてしまうような場合には、模範解答と照らし合わせて不要な要素や足りない要素を確認してください。
最初は字数制限を気にせず必要だと思う様子を書いてみて、字数がオーバーしてしまった場合は不要と思われる箇所を省略する方法で回答を作ると取り組みやすいです。
まとめ
今回は日本史の論述問題対策が独学できる『[改訂版]考える 日本史論述』について、内容や学習ポイントをご紹介しました。この教材は旧帝大レベルの日本史の論述問題が明確な採点基準とともに掲載されています。自分が書いた答案と模範解答の採点基準を照らし合わせることで、正解を導くための考え方を身につけることが可能です。日本史の論述問題は過去問を解くだけでは対策するのが難しいため、正解を導き出すための考え方のプロセスやアプローチを学ぶようにしてください。
なお日本史の基本的な知識が身についていない人は、先に別の暗記系の教材を使って知識を整理しておくようにしましょう。また記述形式の問題が出ない私立大学を受ける人でも、余力があれば『[改訂版]考える 日本史論述』を一読しておくことをおすすめします。日本史の流れを正確に論述する方法を身につけることで、入試に出やすいポイントを押さえることが可能です。
今回紹介した内容参考に、ハイレベルな日本史の問題に対応できる力を身につけていってください。
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