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歴史総合問題集|新課程入試の基礎を固める定番問題集

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2022年度から高等学校で必修化された新科目「歴史総合」は、近現代の日本史と世界史を横断的に学ぶ点が大きな特徴です。

従来の暗記中心の学習とは異なり、資料を読み取り、歴史的事象の背景や因果関係を考察する力が求められます。

本記事では、山川出版社刊行の『歴史総合問題集』を取り上げ、内容やレベル、いつから使用するか、またその使い方を中心に効果的な活用法を紹介します。

教材名 『歴史総合問題集』
ジャンル 問題集
出版社 山川出版社
出版日 2020年9月30日
必要時間目安 1ヶ月〜2ヶ月
目指す大学群レベル STARS・日東駒専・産近甲龍
分量 144頁

具体的なおすすめポイント

  • 教科書準拠で基礎事項の定着に適している
  • 会話文や資料問題を通して思考力を養える
  • 歴史総合特有のテーマ史に対応している

注意点

  • 難関私大の記述対策には別教材が必要である
  • 本書単独で入試レベル完成を目指す構成ではない
  • 日本史探究・世界史探究の基本的な流れを理解した後の取り組みが効果的である

基礎理解に最適な問題集『歴史総合問題集』

『歴史総合問題集』は、新課程入試に対応した基礎固め用の問題集で、教科書の内容を土台としながら、資料や会話文を活用した設問が多く収録されています。

そのため、単なる日本史探求・世界史探求の用語暗記にとどまらず、歴史を考える姿勢を身につけることが可能です。

歴史総合では、出来事を時系列で追うだけではなく、同時代の日本と世界の関係性を理解することが重要となります。

本書はテーマ別構成を採用しており、歴史の流れを立体的に捉える力を養いやすい構成のため、基礎固めに最適です。

『歴史総合問題集』はどんな人におすすめ?

『歴史総合問題集』は、共通テストで歴史総合を受験する予定の高校生におすすめです。

特に、日本史探究と世界史探究を別々に学習してきた生徒にとって、横断的に理解を深める助けとなります。

また、授業内容の復習用としての活用により学習の抜けを防げるため、定期テスト対策と大学入試の基礎学習を同時に進めたい高校1、2年生にも適切です。

『歴史総合問題集』のレベル

『歴史総合問題集』のレベルは、基礎から標準程度に設定されており、教科書内容の理解を前提としつつ、資料の読み取りや背景理解を求める設問が中心です。

大学受験の目安としては、日東駒専・産近甲龍レベル、大学入学共通テストの基礎〜標準レベルに対応しています。

難解な知識や細かな年号暗記を求める問題は少なく、全体の流れを理解しているかが重要視された教材なので、歴史が苦手な生徒でも取り組みやすく、挫折しにくい問題集となっています。

『歴史総合問題集』はいつから使えばいい?

『歴史総合問題集』は、いつから使用するのが適切かというと、高校1、2年生の場合は、授業進度に合わせて使用するのがおすすめです。

高校3年生の場合は、夏休み以降の大学入学共通テスト対策期が一つの目安となります。

いつから活用するとしても、日本史探究・世界史探究の通史学習を一通り終えた後に、本書で歴史総合の整理を行うと効率的です。

以下に、各学年に応じて、いつから活用するべきかの活用プラン例を紹介します。

高校1、2年生向けの活用プラン

高校1、2年生の場合は、授業の進度に合わせて、1週間に1〜2章ずつ取り組むのが理想的なので、授業で学んだ週末に該当する章を解き、翌週の授業前の復習として見直すサイクルを作ると良いでしょう。

定期テスト2週間前からは、テスト範囲の章を2周目として解き直すことがポイントです。
1周目で間違えた問題や、資料問題を中心に重点的に復習することで、得点力が定着します。

年間を通して本書を活用することで、高3になる前に歴史総合の全範囲を2〜3周できるため、受験期の負担を大きく軽減できます。

高校3年生向けの活用プラン

高校3年生の夏休み以降に、大学入学共通テスト対策として本書に取り組む場合は、8月から10月の3ヶ月間で完成させるのが目安です。

特に資料問題や会話文問題を重点的に復習できるため、いつから使用するかを計画すると良いでしょう。

『歴史総合問題集』の特徴

『歴史総合問題集』には、歴史総合の学習効果を高めるための工夫が多く見られます。

特に注目すべきは、会話文による導入、豊富な資料を用いた出題、そして日本史と世界史を融合したテーマ別構成の3点です。

これらの特徴により、従来の暗記型学習から脱却し、思考力を養う学習が可能となっています。

会話文形式による導入

本書の各章の冒頭には、先生と生徒による会話文が配置されており、学習テーマの背景や、問題意識が自然に提示され、学習への入り口として機能しています。

大学入学共通テストで頻出の対話文問題への対策としての使い方も有効なうえ、教科書だけでは理解しにくかったという人も理解しやすい構成です。

豊富な資料問題

本書はグラフや地図、統計資料などが多く使用されており、数値の変化や資料の意図を読み取る力を身につけることが可能です。

グラフや地図などの資料から読み取る問題は思考力や表現力を学び養うことで、どのようなテーマの問題でも解ける力を身につけられます。

逆に、日本史探求・世界史探求の内容を知識として暗記しているだけでは、資料を基にした問題を答えられないことが多いので、本書を使って出題形式や思考方法に慣れておきましょう。

日本史と世界史を融合したテーマ別構成

本書は「近代化と私たち」「国際秩序の変化や大衆化と私たち」といった大きな枠組みの中で、全27章がテーマ別に構成されています。

従来のように日本史と世界史を区分せず、同時代の出来事として扱っている点が大きな特徴です。

例えば「日本の開国」や「産業革命」を、世界史的な文脈の中で日本の動きとして捉え直すことができます。

これにより「世界が動いたとき日本はどうだったのか」という歴史総合ならではの横断的な視点を自然と身につけられる構成となっています。

『歴史総合問題集』の使い方

『歴史総合問題集』の使い方として、本書の活用前にまずは教科書や参考書で時代の流れを確認する必要があります。

その上で本書の問題に取り組むことで、理解の定着を図ることができます。

資料問題では、正解を出すことだけでなく、根拠を説明できるかどうかを意識しつつ、解説を丁寧に読み込み、なぜその答えになるのかを確認する使い方が重要です。

テーマ史の理解のポイント

歴史総合の特徴であるテーマ史は、時系列ではなく主題別に構成されているため、時代の前後関係が分かりにくくなることがあります。

対策としては、本書の各章を学習する前に、必ず年表で時代背景を確認することがおすすめです。
「この出来事が何世紀のどの時期か」を常に意識することで、テーマ間のつながりが見えてきます。

日本史と世界史の同時代理解

歴史総合では「日本の明治維新と同時期に世界では何が起きていたか」といった、横断的な理解が求められるため、日本史探求と世界史探求を別々に学んできた生徒にとっては、理解に混乱が起きやすい部分です。

日本と世界を繋げて、一つの歴史として考えるのが苦手な場合は、本書の会話文を読み込み、日本と世界の関係性を意識して学習することが重要になります。

さらに、世界地図を手元に置き、該当地域を確認しながら問題を解くとより理解が深まるでしょう。

資料問題の得点アップ方法

グラフや統計の読み取り問題では、数値の変化だけを見て答えを選んでしまい、歴史的背景と結びつけられないケースが多く見られます。

資料問題を解く際は、「なぜこの数値が変化したのか」を歴史的事象と関連づけて考える習慣をつけましょう。

解説を読む際も、正解の根拠となる歴史的背景を確認するとより得点力向上の土台作りにつながります。

『歴史総合問題集』の注意点

『歴史総合問題集』は、基礎力養成を目的とした問題集のため、難関大学の記述対策や、発展的な内容には別の教材の使い方も考える必要があります。

また、歴史総合は大学ごとに出題傾向が完全には固まっていない科目です。
本書で基礎を固めた後は、必ず大学入学共通テストや志望大学の過去問題を確認しましょう。

『歴史総合問題集』と併用すべき教材

本書で基礎を固めた後は、段階的にレベルアップを図ることが重要です。

大学入学共通テスト対策としては、本書完成後に共通テストの過去問や、実戦問題集に進むのが効果的なので、本書で培った資料読解力を実戦形式で磨いていきましょう。

難関私大を目指す場合は、本書を完璧にしたあとで、日本史探究や世界史探究の専門的な問題集や、志望大学の過去問演習へと移行します。

歴史総合で学んだ近現代史の視点は、日本史探究・世界史探究の科目の理解を深める土台となります。

『歴史総合問題集』|まとめ

『歴史総合問題集』は、新課程入試に対応した基礎固めに最適な問題集で、教科書準拠構成と、豊富な資料問題により、知識の定着と読解力の向上を同時に図ることができます。

歴史総合の学習に不安を感じている受験生や、共通テスト対策の土台を築きたい高校生にとって、最初に取り組む一冊として、有力な選択肢と言えるでしょう。

新科目「歴史総合」の対策に迷った時には、まず本書から取り組み始めてみることをおすすめします。

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