
【共通テスト】に使用されています。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、1冊で共通テストの新科目「公共」と、「倫理」の対策ができる問題集です。
本記事では、『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』の特徴や使い方、レベル、いつから使うべきか、注意点について解説していきますので、ぜひ最後まで記事を読んで、本書を最大限活用してください。
教材名 | 完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト |
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ジャンル | 問題集 |
出版者 | 清水書院 |
出版日 | 2024年3月15日 |
必要時間目安 | 60時間 |
目指す大学群レベル | 日東駒専・東京一工・旧帝大・早慶上智・GMARCH・関関同立 |
分量 | 208頁 |
具体的なおすすめポイント
- 共通テスト「公共」と「倫理」が1冊で対策できる
- 図や表で学習の要点がわかりやすい
- 資料問題や会話形式の問題など新傾向の問題が数多く掲載されている
注意点
- 基本的な内容理解は完了させておく必要がある
- 記述問題や応用問題へ対策には不十分
- 共通テストで高得点を狙わなくても良い場合はやや分量が多い
共通テスト対策といえばこれ!『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、公共と倫理の基礎問題を網羅的に扱っている問題集で、共通テストの形式に沿った問題が多く出題されているため、共通テスト対策に最適な問題集です。
単元・テーマ別に構成されており、各章で重要事項の整理、テーマ別の問題演習、融合問題演習と段階的に学習を進めていくことができます。
資料問題や会話形式など新傾向の問題も豊富で、図解や詳しい解説を通して「解き方」を身につけることができ、共通テストの「公共、倫理」で高得点を取るための基礎力を身につけることができる1冊となっています。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』はどんな人におすすめ?
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、公共と倫理の重要事項を再確認したうえで、共通テスト形式の問題演習ができる問題集ですので、共通テストレベル以上を目指す受験生におすすめな1冊となっています。
各単元で重要事項が整理されており、問題を解く上でのポイントも図解や解説から学ぶことができるため、MARCHレベル以上の難関大学を目指す受験生が、基礎力を身につける際に活用することもできます。
また、単元・テーマ別に構成されているため、高1・2年生が学校の授業の復習や定期試験対策にも使うことができる問題集です。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』のレベル
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、各単元の内容を網羅的に扱っており、共通テストで高得点が狙えるレベルの問題集です。
共通テスト対策向けの問題集にしてはボリュームがあるため、共通テスト「公共、倫理」の点数配分が低く、高得点を狙う必要がない受験生にはややオーバーワークかもしれません。
しかし一方で、MARCH以上の難関私立大学や国公立2次試験で公共と倫理を使う受験生が基礎固めに活用するのに最適なレベルになっています。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』はいつから使えばいい?
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』はいつから使えばいいのでしょうか?
本書は、公共と倫理の学習が一通り完了していることが前提となっており、用語の詳しい内容までは解説されていませんので、本書を使って問題演習をしていくのは教科書や講義系参考書などを活用した学習が完了してからになります。
できれば高3夏休み終了時、遅くても10月には本書で問題演習ができるくらいの基礎的な理解を完了させておきましょう。
また、学校の授業の復習や、定期試験の勉強として問題演習をするという使い方をする場合は、学校の授業の進度と合わせて、高1・高2の早い時期から取り組み始めてしまって構いません。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』の特徴
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、倫理篇が全5章、公共篇が全3章構成で、各章がテーマ別にいくつかの節に分かれています。
各テーマごとに「整理・要約」で重要事項の確認をし、「問題演習」で共通テスト形式の問題を通して知識のアウトプットができる構成となっており、効率的に学習を進めていくことができます。
また、各問題の余白には「解明POINT」がまとめられており、問題を解く上で重要な視点がわかるため、確かな実践力を身につけていくことができるようになっています。
さらに、各章の最後には「融合問題対策」として、章全体の内容からの問題が出題されているため、テーマ別の理解にとどまらず、入試本番に生きる知識を定着させることができる問題集です。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』の使い方
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』を正しい使い方で取り組むことで、共通テスト「公共、倫理」の演習力を着実に向上させることができます。
ここでは、本書がもつ学習効果を最大限引き出すための使い方をいくつかのポイントに分けて解説していきます。
ステップ1:「整理・要約」を読む
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』の各テーマには、「整理・要約」パートがあり、そのテーマで学習すべき重要な内容がわかりやすくまとめられています。
問題演習に入る前にここまで学習してきた内容を再確認し、理解が不十分だと思った箇所に関しては、必ず教科書や講義系参考書などで確認をするようにしましょう。
ステップ2:「演習問題」・「融合問題対策」を解く
重要事項の再確認が済んだら、「演習問題」パートで、各テーマの問題演習をしていきましょう。
解き直しをするため必ずルーズリーフやノートに解くようにし、解き終わったら答え合わせと解説を熟読して、理解度を確かめます。
その際、「解説通りに理解して正解した問題」、「正解したが理解が不十分だった問題」、「理解していたが、考え方が違った問題」、「理解不足で不正解だった問題」というように分類をして印をつけておくと、復習をする際に役立つのでおすすめです。
そして、各テーマでの重要事項の確認と問題演習が完了したら、章末にある「融合問題対策」の問題を上記の演習問題と同じ要領で解いていきましょう。
ステップ3:解き直し・復習をする
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』の学習効果を最大限引き出すためには、解き直しと復習が欠かせません。
問題演習の際に、「不正解だった問題」と、「正解したが理解が不十分だった問題」を中心に、再度問題演習をしていきましょう。
1回目の問題演習と同様に、理解度に応じてチェックをつけていき、全ての問題が完全に理解された状態になることを目指して演習していきます。
また、解説を読んでも理解ができないと感じるものは、基礎的な事項が抜けているため、必ず教科書や今まで使ってきた講義系参考書に立ち戻って理解できるようにしましょう。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』の注意点
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、共通テスト「公共、倫理」で高得点を目指すのに最適な問題集ですが、その使い方にはいくつかの注意点もあります。
ここでは、本書の持つポテンシャルを最大限引き出すためにどのようなことに気をつけていけば良いかを解説していきます。
全体を通して既習であることが前提
「『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』はいつから使えばいい?」でも解説しましたが、本書は公共と倫理の内容を全体を通して既習であることが前提の問題集ですので、細かい背景や内容はあまり書かれていません。
必ず、教科書や講義系の参考書などで基本的な理解を完了させてから本書に取り掛かるようにし、本書を使っていて理解が曖昧だと感じる内容があれば、基本的な理解に立ち戻るようにしましょう。
記述問題や応用問題の対策には不十分
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』に収録されている問題の多くは、共通テスト対策のための、マーク式の問題です。
そのため、国公立2次試験の記述問題対策や、難関私立大学のための応用問題の対策には不十分な内容になっており、これらの対策をしたい受験生は本書をあくまで基礎力の定着に活用し、別の問題集や過去問演習を通して、追加の学習をしていく必要があります。
共通テストで高得点を狙わないなら分量が多すぎる
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、共通テストの問題集にしては、ページ数と問題数も多く、情報も細かめです。
「公共、倫理」は、数ある共通テストの科目の中でも受験勉強の開始が遅くなる傾向がある科目であり、できるだけ短期間で志望校合格に必要な点数をとることができる学力をつけなければいけません。
受験生の中で、「公共、倫理」でそこまで高得点を狙う必要がなく、ある程度の点数が取れれば良いという人は、本書はややオーバーワークになってしまうため、よりコンパクトで分量の少ない問題集を選ぶようにしてください。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』|まとめ
本記事では、『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』について、その特徴や学習法、いつから使えばいいのかについて解説してきました。
『完全MASTER 倫理+公共 問題集 大学入学共通テスト』は、コンパクトな要点整理と豊富で質の高い問題演習を通して、共通テスト「公共、倫理」で高得点が狙える問題集で、難関大学志望者の基礎固めにも最適な1冊となっています。
ぜひ、本書を活用して、志望校合格を目指してください。