科目 | 倫理 |
出版社 | 学研プラス |
目的 | 倫理の内容把握・楽しく倫理を理解する |
対象者 | 倫理をこれから学ぶ人 |
難易度 | 共通テストレベル |
分量 | 300ページ |
使用期間 | 高3の夏休みまで |
ジャンル | 倫理参考書 |
・オススメポイント
共通テストレベルの倫理の内容が分かりやすく、面白く学べる!
・注意点
入試内容が網羅されていない点があるため、別途用語集の暗記が必要。
倫理の内容が面白く学べる『蔭山の共通テスト倫理』
今回ご紹介する『蔭山の共通テスト倫理』は、倫理の内容が面白く解説されている参考書です。
倫理の内容は、社会科目の中でも特に取っつきにくいイメージがありますが、『蔭山の共通テスト倫理』で勉強すれば倫理を始めて学習する人でも興味をもって楽しく勉強を進めることができます。もともとは『共通テスト 倫理の点数が面白いほどとれる本』というタイトルで、同じ著者である蔭山先生の本が出版されていましたが、その内容を引き継ぎつつ出版社を変えて、現在の入試傾向に合わせてパワーパップさせたのが『蔭山の共通テスト倫理』です。
本のタイトルには共通テストと書いてありますが、学校の倫理の授業が良くわからなくて困っている人にもおすすめの内容となっています。今回は、そんな『蔭山の共通テスト倫理』について、詳しい特徴や学習のポイントを確認していきましょう。
社会の科目選択で倫理を選ぶか迷っている人の判断材料としておすすめ
『蔭山の共通テスト倫理』は、倫理の勉強を始めるかどうか迷っている人の判断材料としてもおすすめの教材です。共通テストの社会の科目選択において、倫理は必ずしも選択しなければならない科目ではありません。場合によっては、日本史や世界史のみに絞って受験することもできます。
理系の国公立難関大学の受験において社会科目を選択する際、歴史系の科目ではなく政治経済や倫理を選択するかどうかは特に悩みどころです。どの社会科目を選んで共通テストを受けるかの判断基準には様々なものがありますが、そのうちの1つとして「自分が興味をもって学べる科目かどうか」という基準が挙げられます。
点数が取りやすい、暗記事項が少ないといったメリットを優先して選んだ科目が全く興味を持てないものだと、やる気も起きなくなり学習効率が下がることもあるため、社会科目の選択には注意が必要です。
倫理は教科書だけ読むと分かりにくいところがありますが、『蔭山の共通テスト倫理』では倫理の面白い部分を分かりやすく解説してくれているため、自分の好みに合うかどうかの判断材料として使えます。
もし、『[パワーアップ版]蔭山のセンター 倫理』を読んでも倫理に興味がわかないという場合は、ほかの社会選択科目を選んだ方が良いでしょう。そのくらい倫理という科目を社学者に向けて細かくかみ砕いて解説してくれているのが『[蔭山の共通テスト倫理』なのです。
イラストも豊富で、倫理を初めて勉強する人でも思想家や哲学について理解しやすい
『蔭山の共通テスト倫理』で倫理の学習を始めるメリットとして、イラストや図解が豊富でカラフルなため、勉強した内容が印象に残りやすいという点が挙げられます。倫理を初めて勉強する人でも無理なく理解できる構成です。
倫理に登場する内容は、「人間がよりよく生きることとはどんなことを意味するのか?」といった抽象的な事柄が多く、それに対して各時代の思想家が唱えた説や理想像が良くわからないところがあります。『蔭山の共通テスト倫理』では、こうした思想家や哲学に関する内容が私たち現代人にも分かりやすい言葉を使って語られているため、倫理を初めて勉強する人でも無理なく理解できるのが特徴です。
また、倫理に登場する思想家や哲学の名前は覚えにくいものが多いですが、『蔭山の共通テスト倫理』では各思想家の顔やイメージをイラストで表現してくれているため、印象に残りやすくなっています。教科書を読んでもよくわからないという人は、まずはこの教材でイメージをつかんでから細かい内容を読み込んでいくと、スムーズな学習が可能です。
注意点 | 全範囲が網羅されているわけではないため別途用語集などの暗記が必要
倫理の内容について、イメージしやすく分かりやすい解説で学べる『蔭山の共通テスト倫理』ですが、入試の倫理で出題される全範囲の内容がすべて網羅されているわけではないという点のみ、注意が必要です。共通テストの倫理の問題では、用語を暗記していないと正解が分からないようなものも出題されるため、出題される可能性のある語句は一通り知識として頭に入れておく必要があります。
『蔭山の共通テスト倫理』では、倫理の内容を分かりやすく、かつ面白く解説することに比重が置かれていることから、共通テストの倫理で高得点を取りたい人は用語集を別途用意するのがおすすめです。まずは『蔭山の共通テスト倫理』で倫理の内容をしっかり理解しイメージを固めた上で、細かい用語が載っている参考書や問題集を使って細部の知識を仕上げていきましょう。
まとめ
今回は、倫理の内容について分かりやすく学べる『蔭山の共通テスト倫理』をご紹介しました。
抽象的で難解なイメージのある倫理ですが、この教材の解説なら面白く読み進めることができます。また、イラストや図解も豊富なため、倫理の内容を直感的なイメージとしてインプットすることが可能です。社会の選択科目で何を選ぶか迷っている人が、倫理はどういうことを学ぶ科目なのか知りたい場合にもおすすめできます。
大学入試で倫理を選択する場合、まずは『蔭山の共通テスト倫理』でイメージを把握して、その後細かい用語を覚えていくと効率が良いです。これから倫理を学習する方は、ぜひ今回の内容を参考に本書を手に取ってみてください。
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