●おすすめポイント
・英文読解の思考プロセスに合わせた参考書の構成
・グルーピングが的確で、文法の判別がよくわかる
・例文が多くいろんなパターンを学べる。でも例文は短いため、負担なく続けられる
●注意点
・わかりやすい説明で「わかったつもり」にならないように注意
・「わかったつもり」を防ぐためと入試に対応するために、実際のような演習を解いて長文対策もすべし。
科目 | 英語 |
---|---|
対象となる大学群 | 地方国公立,旧帝大, MARCH レベル |
ジャンル | 英文読解参考書 |
目的 | MARCH |
分量 | 304ページ |
終わらせる期間の目安 | 2~4週間 |
新ルート改定に登場!「英文解釈」の入門に
武田塾の参考書ルートが2020年、新しくなりました!
今年度より共通テストが廃止され、新たに共通テストが実施されます。私大も問題傾向を共通テストの実施に伴って変えてくる可能性も高いです。そんな中、共通テストに対応できる力をつけるために、武田塾のルートも新しく刷新しました!そして今回、「英文解釈」についてもルートが新しくなり、この記事でご紹介する『肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本 』が追加されました!
この参考書はこんな人に向いている!おすすめな人はこんな人!
以下の□に当てはまる人は要チェック!!
□英語に苦手意識がある人
□英文法を丁寧に理解したい人
□演習よりまず理解を固めたい人
□そもそも「英文解釈」って何をしたらいいの?っていう人
□長文の中で文法の判別がニガテな人
上記に当てはまる人は、迷わずこの参考書を使ってみましょう!この参考書は「英文解釈の革命」とも称されるくらいに、ファンも多い参考書です。
この参考書の特長・おすすめポイント
この参考書が新ルートに仲間入りした理由となる、おすすめなポイントをここでまとめてみようと思います。
①独学する上で《英文解釈のやり方》を丁寧に解説してくれる
②つまづくところをわかっている!《説明がメイン》の参考書
③グルーピングで迷子にならない!判別に必要なパターンが学べる《わかりやすい構成》!
④例文がすごく多く、文章は短い!負担なく学習できる
では早速見ていきましょう!
①独学する上で《英文解釈のやり方》を丁寧に解説してくれる
いままでのルートで使っていた参考書では、「内容は十分だけどやり方がわからない」という悩みが多くありました。例えば、「(1)SVOCをふって(2)なんでそうなるのかを分かったうえで(3)訳ができるようになる。」というのが解釈のやり方ですが、それを丁寧に解説してくれているのがこの参考書だと言えるでしょう。
②つまづくところをわかっている!《説明がメイン》の参考書
この参考書では、説明がメインでそれがちゃんとわかっているかを確認するために問題があるという流れになっており、あくまで基本は説明がメインとなっています。だから、わかっていないところをサポートしてくれる参考書となっているため、わからないところは戻って確認しやすくなっています。
③グルーピングで迷子になら判別に必要なパターンが学べる《わかりやすい構成》!
解釈の参考書の構成は、著者によって大きく変わりがちです。例えば、一般的な英文法の参考書では、文型や関係詞、仮定法…といった順に、英文法の説明が進んでいきます。しかしこの参考書は、最初から「文章を読み解くときの思考プロセス」に合わせた順番で文法事項を学んでいく構成になっています。
参考書の構成は全5章で、
1.序章
2.意味のカタマリ編
3.識別編
4.構文編
5.動詞の型編
という構成となっており、実際に英文を読み解く時の流れの順番になっています。そのため、実用性が高くなっています。
長文の中で、「thatが出てきた!」「V-ingが出てきた!」「It is …thatが出てきた!」のようにいろんな役割を持つものを判別することが、英文解釈のポイントのひとつです。その役割を持つものがグルーピングされており、その使い方はこのパターンだよ!と、学習する上で非常に整理しやすく学ぶことができます。「これでみんな見分けられるようになってね!」という感じに、長文に活かすことのできる参考書の構成となっていることが素晴らしいですね。このあたりがまさに、「英文解釈に革命を起こした」と言えるでしょう。
④例文がすごく多く、文章は短い!負担なく学習できる
一問一問の難易度はそんなに高くなく、イメージとしては数学のチャートシリーズに近いものだと言えます。問題数が多く、見た瞬間に何をやるべきかがわかる参考書となっています。一問一問の負担は小さく、多様な問題であらゆるパターンを網羅することができます!また、使用されている英単語も簡単なものが多いため、単語につまづくことなくスッキリと英文法の理解に集中できるでしょう。
この参考書を使う上での注意点
この参考書は非常にわかりやすい構成となっており、参考書として大変優れたものです。
だからこその注意点があります。それは、「わかったつもりになって、実はできない(汗)」ことです。自分で構文を実際にふって訳す練習をしない子がかなり出てくる可能性があるります。そのため、新ルートではこの参考書で終わらずに次の参考書が挙げられています。
この参考書の次はこれをしよう!『入門英文解釈の技術70』or『基礎英文解釈の技術100』
「わかったつもり」を防ぐために、理解した内容の実践的なドリルとして、次の参考書を提案しています。
・『入門英文解釈の技術70』(難易度:易しめ)
・『基礎英文解釈の技術100』(難易度:難しめ)
このどちらか2択になっており、単純に難易度でどちらがやりたいかで選んでもらって構いません。ちなみに、MARCHレベルより上を狙うなら、『基礎英文解釈の技術100』の方を選んだ方がいいでしょう。上智・早慶・旧帝大学志望の人は、『基礎英文解釈の技術100』でしっかり実践力をつけていきましょう。
ドリル的に問題を解いてみて、「あれ、ここわかったつもりだったのに解けなかった」というときは、もう一度『読解のための~』に戻って確認していくようにしましょう。
そして、この先の参考書が終わった後は、先にもう一冊『ポレポレ』もあるので、まずは今回紹介している『肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本』と、上記2つのどちらかでしっかり基礎固めをやっていきましょう。この2冊がしっかりできれば、たいていの大学に対応できることでしょう。
まとめ
今回は英文解釈のための新ルートに登場した『肘井学の 読解のための英文法が面白いほどわかる本』をご紹介しました。文章を読み解くときの思考プロセスになったわかりやすい構成となっているため、実践に役立つ思考をつけることが可能です。大変良くまとまっており、説明がわかりやすい参考書となっているため、「わかったつもり」になってしまうことが注意点です。それを防ぐためにも、この一冊で終わらずにドリル的な演習をする参考書で実践してみましょう。そこで解けなかったところはこの参考書に戻って確認し、ニガテをなくしていくという使い方をおススメします。
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