【京大レベル】に使用されています。
科目 | 英語 |
出版社 | 代々木ライブラリー |
目的 | 英文読解 |
対象者 | 早慶・難関国公立レベルの英文読解力を身につけたい人 |
難易度 | 早慶・難関国公立レベル |
分量 | 129ページ 50題 |
使用期間 | 高3夏休み~10月ごろまで |
ジャンル | 英語長文解釈 参考書 |
・具体的なオススメポイント
良質な例文がコンパクトにまとまっていて、解説もわかりやすい
・注意点
ハイレベルな内容なので、先に単語や文法、基本的な英文解釈についてマスターしてから取り組むこと
早慶・難関国公立などハイレベルな英文読解力なら『ポレポレ英文読解プロセス50』
『ポレポレ英文読解プロセス50』は、早慶や難関国公立で出題される英文読解にも対応できるハイレベルな問題集です。全部で50の例文が掲載されていて、ボリュームとしてはそこまで多くないので短期間で1周できるメリットがあります。
ただし、ハイレベルな問題集ですので、この前段階で単語や熟語、基本的な英文解釈のテクニックは一通り頭の中に入っていないと進めるのが難しいでしょう。
すでにある程度の英文解釈力がある人が、さらに読解力を万全にしていきたい場合に使うべき参考書です。今回は、そんな『ポレポレ英文読解プロセス50』について、詳しい特長と学習方法を解説していきます。
英文読解のカギとなるポイントがまとまった良書
『ポレポレ英文読解プロセス50』に収録されている50の例文は、大学入試で頻出の文法テーマが易しいものから難しいものまでバランスよく組み込まれています。
そのため、『ポレポレ英文読解プロセス50』に登場する例文をしっかり理解できるだけの知識が身に付けば、入試で出題される文章の読解にはほとんど対応できるようになるでしょう。
しかも、50の例文では、ただ文法事項と例題が載っているだけではなく、どういう風な考え方をすれば初見の英文でも読み解けるのか?という考え方のプロセスについても解説されています。
受験生によくあるパターンとして、問題集を繰り返しやっているのに初めて見る問題になると点が取れないというものがありますが、これは考え方のプロセスが身に付いていないのが原因です。
『ポレポレ英文読解プロセス50』では、語り掛けるようなフランクな文体で、一つ一つの例文を初見でどこから考えていけばいいのかのプロセスを解説してくれていますので、ただ答えを丸暗記するだけでは得られない学習効果が期待できます。
たとえば、「接続詞やto不定詞が複数できてている文章はこう考える」といった形の、英文の特徴から読み方を絞り込んでいくテクニックが満載です。
繰り返し学習して解き方をマスターしよう
『ポレポレ英文読解プロセス50』に限らず、英文読解の教材は2周、3周と繰り返し解くのが重要です。1周しか解かない場合、最初に間違ってしまった問題がきちんと解けるようになっているかどうかのチェックができない上、「解説を読んでわかった気になっているだけ」で実際は実力が身に付いていない可能性もあるので注意したいところ。
1周目で間違った問題やわからなかった問題があれば、解説を参考になぜわからなかったのかの原因を自分なりに言葉にしてみましょう。そして、2周目以降にそのポイントにヒントなしの自力で気づけるかどうかチェックするのがおすすめです。
もし、2周目以降にも間違ってしまったものがあれば3周、さらに4周、5周と、完璧になるまで繰り返し学習して解き方をマスターしましょう。『ポレポレ英文読解プロセス50』に掲載されている例文の読み解き方が完璧になったあとは、志望する大学の過去問を使って演習しつつ、たまに要点だけをおさらいする形で大丈夫です。
その際、文章を読むときに注意すべきポイントや、自分が間違えがちな弱点となる箇所に絞って復習すると、短時間で効率よく記憶をチェックできます。
ただ答えがあっているかどうかだけでなく、どのように考えれば正解にたどり着けるのかを意識して繰り返し復習をしてください。
『ポレポレ英文読解プロセス50』は音読の練習も効果的
『ポレポレ英文読解プロセス50』に含まれている英文は、特徴的な構文がまとまっているので、音読の練習をしておくとさらなる学習効果が得られます。リスニングの問題などでも、キーポイントとなる言葉には受験によくでる構文や熟語などが含まれていて、音が聞き取れても意味が分からないと解けないものがよく出ます。
これらの問題は、あらかじめ狙われやすい構文をしっかりと頭の中に入れておくことで、反射的に気づいて解けるようにするのが大切です。
『ポレポレ英文読解プロセス50』の50の例文を繰り返し音読して覚えこんでおけば、似たようなフレーズが出てきたときに瞬間的に理解できるようになります。
また、リスニングだけでなく読解のスピードアップにも役立つので、一通り学習したあとは英文の音読を習慣化するのがおすすめです。掲載されている分量はそれほど多くないので、1日に音読する問題数を決めて、無理のない範囲で時間をとって繰り返していけば英語力を効率よくアップできるでしょう。
継続的に英語に触れることで、読むスピードやリスニング力も自然にアップしていきます。
まとめ
今回は、『ポレポレ英文読解プロセス50』の詳しい特長や学習方法についてご紹介しました。早慶や難関国公立にも対応できるハイレベルな文章について、読解するための考え方のプロセスが詳しく学べる良書です。
扱われている問題量も多すぎずちょうどよいので、高3で本番まであまり時間が残されていない場合でも短期間でレベルアップできます。早慶や国公立の難しい英文でも読み解ける力が欲しい人は、ぜひ『ポレポレ英文読解プロセス50』を繰り返し学習して、頻出の英文解釈パターンを身につけるようにしてください。