
「英語を読むとき、単語の意味はわかっても、文章全体がうまくつかめない…」そんな悩みはありませんか。
そこで、おすすめしたい一冊が『入門英文解釈の技術 70』です。
この参考書では、中学〜高1レベルの文法を中心に英文の構造を見抜く力をしっかり鍛えながら、演習や音声学習で基礎から無理なく読解力を伸ばすことができます。
本記事では、『入門英文解釈の技術 70』のおすすめポイントや使い方、注意点、さらにはいつから使い始めるべきなのかについて詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
教材名 | 入門英文解釈の技術 70 |
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ジャンル | 参考書 |
出版社 | 桐原書店 |
出版日 | 2024/5/11 |
必要時間目安 | 15時間 |
目指す大学群レベル | STARS・成成明学・四工大・日東駒専・産近甲龍・女子大 |
分量 | 280頁 |
具体的なおすすめポイント
- 英文構造を見極める基礎力が身につく
- 基礎レベルから無理なく進められる
- 音声を使った学習が可能
注意点
- 難関大レベルの対策には向かない
- 繰り返しの復習が重要
英文構造を見極める基礎力が身につく『入門英文解釈の技術 70』
英語を正確に読めるようになるためには、単語の意味だけでなく、文章全体の構造を理解する力が欠かせません。
『入門英文解釈の技術 70』は、中学〜高校1年生レベルの文法を使いながら、英文をどう読むべきかを体系的に学べる参考書です。
また、例題と演習問題で実際に手を動かしながら知識を「使える力」へと変えていけるので、英文解釈の基礎固めをする際には必須の一冊であると言えるでしょう。
『入門英文解釈の技術 70』はどんな人におすすめ?
『入門英文解釈の技術 70』は、そもそも英文があまり読めない人や英語を読むときに「なんとなく」で理解してしまう人に特におすすめです。
なぜなら、本書は英語の基礎からスタートし、単なる文法の暗記ではなく文の構造をきちんと読み取る力を養えるからです。
例として、主語と動詞の関係や修飾語の位置関係などを正確に把握する練習を通して、読解ミスを大幅に減らすことができるでしょう。
そのため、もともと英語が苦手な人や、英文をフィーリングで読んでいる人には、ぜひ利用してもらいたい参考書となっています。
『入門英文解釈の技術 70』のレベル
『入門英文解釈の技術 70』は、中学〜高校1年生レベルの文法知識をもとに英文を解釈するため、比較的やさしいレベル設定になっています。
とはいえ、実際の大学入試問題を素材にしているため、読解には一定の集中力が必要です。
そのためこの参考書は、英語の基礎を固めながら、大学入試に向けてさらに一段階上のレベルにステップアップしたいという場合におすすめとなっています。
『入門英文解釈の技術 70』はいつから使えばいい?
それでは、具体的にいつから英文法の対策を行えば良いのでしょうか。
いつから始めるかは個人差がありますが、『入門英文解釈の技術 70』は高校英語の基礎文法をひと通り学んだ「高校1年生の後半頃」から使い始めるのがおすすめです。
もちろん、中学英語をしっかり復習した段階でも取り組めるので、早ければ中学卒業直後からでも問題ありません。
逆に、大学入試直前に初めて手に取るにはややレベルが低いため、できるだけ早い時期からコツコツ進めるようにしましょう。
『入門英文解釈の技術 70』の特徴
『入門英文解釈の技術 70』は、単に文法知識をなぞるだけでなく、実際の英文を読み解く力を自然に身につけられる点が特徴です。
中学〜高校初級レベルの内容を土台に、大学入試にも対応できる読解力へと導いてくれます。
ここでは、そんな『入門英文解釈の技術 70』ならではの特徴を2つ紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
基礎レベルから無理なく進められる
『入門英文解釈の技術 70』は、中学〜高校1年生レベルの文法をベースにしているため、英語が苦手な人でも基礎から無理なく取り組めます。
いきなり難しい構文に挑むのではなく、やさしい英文から徐々にレベルアップしていく設計になっているのがポイントです。
そのため、文の構造を少しずつ読み解く練習を重ねることで、自然と読解力が育っていきます。
音声を使った学習が可能
『入門英文解釈の技術 70』には、英文の音声データが用意されており、聞きながら学べる仕組みになっています。
音声を使えば、目で読むだけでなく、耳からも英文のリズムや構造を体得することが可能です。
このように、音声を利用したディクテーション練習を取り入れることで、読む・聞く・話すの能力をバランスよく伸ばせるため、より効率的な学習が期待できるでしょう。
『入門英文解釈の技術 70』の使い方
『入門英文解釈の技術 70』は、ただ読むだけでなく、効果的な手順に沿った使い方を意識することで、より大きな成果を上げられる参考書です。
特に、段階を踏んで英文構造を理解し、演習を重ねて、音声も活用しながら復習することで、英文を読む力が着実に伸びていきます。
ここでは、『入門英文解釈の技術 70』を最大限活かすための使い方を3ステップに分けて紹介します。
①第1部で英文構造を理解する
まずは第1部で、英文の構造を正しく見抜く力を身につけるところからスタートしましょう。
このパートでは、中学〜高校1年生レベルの文法を復習しながら、それらが実際に英文解釈でどう使われるかを学びます。
使い方としては、単に読むのではなく、主語・動詞・修飾語を意識しながら、1文ずつ丁寧に構造を分解していくことが大切です。
②第2部で演習問題に取り組む
第1部で学んだ知識を、実際に使える力へと変えるためには、第2部の演習問題にしっかり取り組むことが重要になります。
使い方のポイントは、まず>問題を自力で解いてみること、次に模範解答とじっくり比較して、自分の理解度を確認することです。
演習問題は第1部とリンクしているため、復習にもなり、学んだ文構造の読み方を習得することができるでしょう。
③音声を活用しながら復習
最後に、学んだ英文を音声とともに復習することで、理解をさらに深めます。
この参考書の大きな魅力のひとつは、音声データを活かせる点にあります。
英文を目で追いながら音声を聞き、リズムやイントネーションを体感することで、より自然な読解力が身につくので、音声サポートはぜひ活用しましょう。
『入門英文解釈の技術 70』の注意点
『入門英文解釈の技術 70』は、基礎から英文解釈力を伸ばすのに非常に有効な一冊ですが、使う上でいくつか注意しておきたいポイントもあります。
参考書の特性を正しく理解して取り組むことで、より効果的な学習が可能になるので、本書を利用する際はここで紹介している注意点に気を付けて使うようにしましょう。
難関大レベルの対策には向かない
『入門英文解釈の技術 70』は、あくまで基礎力を固めるための参考書です。
そのため、東大・京大・早慶といった難関大学レベルの長文読解や複雑な構文対策には直接的には向いていません。
難関大対策を目指す場合は、この本で基礎をしっかり固めた後、さらに高度な解釈問題集にステップアップする必要があります。
繰り返しの復習が重要
『入門英文解釈の技術 70』を効果的に活用するには、1回やって終わりではなく、繰り返し復習することが欠かせません。
最初は理解できたつもりでも、時間が経つと英文構造の読み方を忘れてしまうことが多いからです。
特に、例題や演習問題は何度も見直し、自分で構造を説明できるレベルまで持っていくことが大切です。
このように、復習を習慣化することで、確かな読解力をしっかりと身につけることができるでしょう。
『入門英文解釈の技術 70』|まとめ
ここまで『入門英文解釈の技術 70』の特徴や使い方、また注意点やいつから使うべきかなどについて解説してきました。
『入門英文解釈の技術 70』は、英文を正確に読むための基礎力を身につけたい方に最適な一冊です。
中学〜高校1年生レベルの文法を使って無理なくステップアップできる構成で、英語長文読解に自信を持つための土台作りに役立ちます。
音声も活用しながら、繰り返し復習を重ねて、英文の読解力を積み上げていきましょう。