英語のリスニングが苦手な受験生も多いですが、模試形式でリスニングの基礎を鍛えられると共通テストでの得点を伸ばすことが可能です。

本記事では、『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』を取り上げ、その内容や使い方、レベル感、いつから取り組むべきかを詳しく解説します。

英語のリスニング力を鍛え、英語（リスニング）において得点力を伸ばしたい受験生に向けて、実践的な活用法をご紹介します。

具体的なおすすめポイント

• 英語科目のリスニング対策に特化しており、問題形式が本番に忠実である
• 英語（リスニング）を徹底的に演習でき、苦手分野を洗い出して対策できる
• ダウンロードまたは配信による音声データがあり、実際の試験環境を意識した使い方ができる

注意点

• 基礎が十分でない状態でいきなり使用すると、負担が大きくなる
• 音声データを活用するためには別途ダウンロード・配信の準備が必要
• 復習と分析をセットにすることが必要で、時間がかかる

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』はリスニング力を鍛えるのに必須の一冊

共通テスト英語の中でも、リスニングは出題形式や音声構成が独特で、対策が難しいため、多くの受験生が高得点を得にくい分野です。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』は、共通テストのリスニング形式に特化した演習問題と丁寧な解説を繰り返す構成であり、特に「どのように聞き取れば正答にたどり着けるか」を明確に学べる点が魅力です。

設問ごとの音声スピードや話者数、場面設定などを実践レベルで再現しており、本番さながらの演習を通して「聞き分ける力」を鍛えられます。

また、スクリプトと和訳、設問分析を併せて確認できるため、「内容理解」「意図把握」「要約判断」といった、出題傾向に即したリスニング力を伸ばすことができます。

日常会話からアカデミックな話題まで、幅広いリスニング素材に触れながら、共通テスト本番で確実に得点できる実力を身につけられる一冊です。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』はどんな人におすすめ？

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』は、基礎が固まっている人が行う、模試形式での実践演習におすすめです。

たとえば、既に単語・構文・文法などを学習している受験生が、共通テスト形式の演習を通じて得点力を確実に底上げしたいという場合には、本書のレベルがマッチしています。

さらに、総合問題集として、リスニングの全範囲を幅広く演習したい方にも適しているので、使い方や始めるタイミングを意識してみてください。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』のレベル

本書は河合塾オリジナルの全統模試形式が5回分、2025年1月に実施された共通テストの本試験1回分の問題演習が収録されており、実践的な難易度が設定されています。

そのため、ある程度習熟が進んだ受験生が、本番を想定して使うレベルの問題集となっており、英語（リスニング）の基礎学習段階では使用を避けるべきです。

なお、問題自体のレベル感としては「標準〜やや難」あたりで、得点を安定させたい受験生にぴったりと言えます。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』はいつから使えばいい？

いつから本書を使い始めるか悩んでいる場合は、英語（リスニング）における基礎力（単語・文法・日常的なリスニング練習）が固まってきた高校3年生の後半、具体的には10月〜11月あたりから使い方を本格化させるのが理想です。

本書をこの時期から使用することで、模試形式で経験を積みながら、英語（リスニング）の出題形式・時間配分・選択肢の傾向に慣れることが可能です。

ただし、もし早めに始めたいという場合には、受験生の8月～9月にかけて基礎演習を終えてから使うことで、より効果的な使い方が実現します。

逆に、高校1～2年生など早い段階で無理に扱おうとするとレベルの壁にぶつかる可能性があるため、その点は注意が必要です。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』の特徴

本書では〈全統共通テスト高2模試〉〈全統共通テスト模試〉〈全統プレ共通テスト〉を改作・収録しており、本番を想定した演習が可能です。

英語（リスニング）科目に不可欠な音声データを活用できるため、実際の試験形式を意識した使い方が徹底できます。

なぜ正解なのか、どこに注意すべきかが丁寧に解説されており、問題を解いた後の復習として確認するだけでなく、分析を含めた使い方ができる点が本書の特徴です。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』の使い方

ここでは、実際に本書を効果的に用いるための使い方を、ステップ形式で紹介します。

英語のリスニング対策は、正しい方法で演習を積むことで確実に力を伸ばせますので、これから解説する使い方をぜひ試してみてください。

ステップ①：基礎チェックをしてから模試演習をする

本書を使い始める場合、まずは、自分の単語・構文・文法の理解レベルを簡単なリスニング素材を通じて確かめます。
英文法や単語などの基礎知識がまだ曖昧な場合、単語・構文・英文法の学習に戻ることがとても重要です。

基礎知識が問題なさそうであれば、6回分の模試形式の問題に時間を測って取り組み、実践練習を重ねます。

余裕がある場合は、実際の試験よりも少し時間を短めに設定することで、受験本番さながらの緊張感で演習ができるでしょう。

ステップ②：復習と分析をしてから弱点強化演習に取り組む

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』の実践演習後には、各回の結果をもとに自分の得意分野や克服が必要な弱点への理解を深められます。

間違えた問題の傾向を整理し、なぜ間違えたか、どの選択肢に引っかかりやすいか、音声の聞き取りでの弱点は何かを明らかにします。

弱点を克服する使い方としては、音声データ活用をしながら反復練習に取り組む方法です。
音声を何度も聞き返し、スクリプトを確認し、設問の意図を意識しながら何度も繰り返し演習します。

本番直前期には時間配分・選択肢処理・集中力維持といった観点で演習を重ね、本番を想定して本書を使い込んでいきましょう。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』の注意点

基礎が固まっていないうちに本書を使い始めると、英語（リスニング）科目の演習において挫折感を抱く可能性があるため、リスニングのレベルを確認することが重要です。

さらに、リスニング力を高めるうえで大切なのは、音声データを活用する使い方を忘れないことです。

音声がないとリスニング演習としての本書の効果が半減するため、必ずダウンロードまたは配信準備を整えて始めるようにしましょう。

模試形式の演習に偏りすぎて、復習・分析が丁寧にできていないと、英語（リスニング）としての得点力向上に結びつきにくくなります。

演習→分析→反復というサイクルを常に意識して、本書の効果的な使い方を工夫する必要があります。

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』｜まとめ

『2026共通テスト総合問題集 英語［リスニング］』は、英語（リスニング）で本番形式の演習を重ね、得点力を高めたい受験生にとって非常に価値の高い参考書です。

模試形式全6回分＋詳しい解説＋音声データで構成された本書の使い方を正しく理解し、学習計画を進めれば、成績アップにつながります。

レベルとしては基礎を既にクリアした段階に適しており、いつから始めるかを戦略的に考えることで、最終段階での追い込み教材としても活用可能です。

始めるタイミングも重要ですが、演習から分析・復習まで一貫して計画して、リスニングの得点の底上げを目指すなら、この問題集は強力なパートナーとなるでしょう。

ぜひ、この記事を読んで、本書の使い方をしっかり意識しながら、演習そして復習に取り組んでください。