【共通テスト対策】に使用されています。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』は大問1や2のような短文の読み取り問題に特化した問題集で、1レッスン10分程度で取り組めるため隙間時間に演習をすることができます。
この記事では『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』について、いざ取り組もうとすると浮かんでくる「自分のレベルにあっているか」「いつから取り組めばよいのか」「どのような使い方をするのか」といった疑問にお答えします。
| 教材名 | 共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編 |
|---|---|
| ジャンル | 共通テスト(リーディング)対策 |
| 出版社 | 東進ブックス |
| 出版日 | 2024/08/27 |
| 必要時間目安 | 30分×15レッスン |
| 目指す大学群レベル | STARS |
| 分量 | 192頁 |
具体的なおすすめポイント
- 隙間時間を活用して学習ができる
- 読み上げCD付でリスニング力も強化することができる
- 大問1・2に特化した演習ができる
注意点
- 2025年実施の大問番号の変更に対応していないこと
- 音声がCDのみであるため、CDを再生できる環境が必要であること
1日10分で大問1・2の演習ができる問題集『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』
本書は共通テスト英語リーディングの大問1や2の演習を、10分から15分程度の短い時間で行うことができる問題集です。
得点源になる大問1と2のような短い英文を読み取る練習に特化した問題集で、かつ隙間時間を活用して取り組めるというのが本書の最大の特徴です。
読み上げCD付属のため、共通テストでは必須な速読力を鍛えることができ、使い方によってはリスニングの対策も同時に行うことができます。
解説もとても丁寧でわかりやすく、素早く正確に情報を見つけるためのコツはもちろん、重要語句のリストや構文の解説で精読的な読み方で復習を行うことも可能です。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』はどんな人におすすめ?
本書は『共通テスト英語リーディングレベル別問題集0 超基礎編』に取り組み終わった人はもちろん、英語力にまだ不安があるが、共通テスト本番レベルの問題での実践的な演習に挑戦してみようかという人におすすめです。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集』は細かくレベル別に作成されているので、レベル1から取り組んでみて「少し難しいな」「もう少し易しい問題から始めたいな」と感じた人はレベル0に戻ってみるのもよいでしょう。
また、『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』が持つ他の教材にはない魅力は、大問1と2に特化した演習ができるところです。
そのため、高得点を狙う人が隙間時間を活用して、とにかく演習量を積むための教材として使用するのもおすすめです。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』のレベル
本書のレベルは共通テストの基礎の基礎、英検3級くらいなので、中学英語と同じくらいの基礎の基礎を確認したい人向けであるといえるでしょう。
共通テストの本番と同じレベルの分量・難易度であるため、前半の短い英文の読み取りを徹底的に鍛えたい、前半で確実に得点を取ることを目指す人にぴったりです。
レベル0が本番の共通テストより簡単な内容になっているので、それより難易度の上がった本番と同レベルの問題に挑戦してみたい人のための教材といえます。
または、本番の共通テストと同じくらいの難易度で作成されているため、直前演習に使うのも良いでしょう。
共通テストと同レベルの問題であるため英語が苦手な人向けかと思われがちですが、より高得点を狙う層の人も、使い方によっては十分に活用することができます。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』はいつから使えばいい?
演習がメインとなる『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』にいつから取り組むのが良いかというと、高校3年生の秋以降が1つの目安です。
本書についても、本番と同レベルの問題を用いて演習を繰り返すことが目的であることから、取り組み始める時期は基礎固めが終わった高校3年生の2学期、9月以降くらいからがおすすめです。
共通テスト演習ではつい、テクニックやコツの習得にばかり目が行ってしまい、文法や構文などの学習が適当になりがちであるため、なるべく早い時期から取り組めば良いというものでもありません。
共通テストでの得点が重要であるのは間違いないのですが、高校3年生の2学期くらいから取り組めれば十分間に合うでしょう。
「いつから」という時期が決まっているというよりは、それぞれの学習のペースに合わせて文法や構文の基礎がしっかり固まったら取り組むという方が適切かもしれません。
ただし、いつから取り組むべきかというのは、学習者のレベルによっても異なるため、英語が得意で大問1と2で確実に得点を狙う人が本番直前の時期に、毎日継続して取り組むというような使い方もできるでしょう。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』の特徴
本書の特徴のまず1つ目は、大問1と2に特化した演習を、隙間時間に行うことができるということです。
東進の有名な英語講師である著者の安河内先生も『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』について下記のように述べています。
「忙しい受験生はスキマ時間にちょっとやって、毎日続けたいと言う希望を持っているはずです。そのような問題集がほとんどなかったので、このシリーズを作成しました」(1日10分で共テのリーディングが学べるレベル別問題集 | noteより)
作成の意図の通り、1回分が10分~15分でできるような分量になっているため、通学中のバスや電車の中などで共通テストの対策を無理なく継続することができます。
もう1つの特徴は、読み上げCDがついているので英語リーディングの対策はもちろんのこと、リスニングの対策もできるということです。
重要語句や構文の復習と合わせて、音読やシャドーイングを行うことでリスニング対策、速読対策にもなります。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』の使い方
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』の使い方は一般的な共通テスト演習の問題集と同じです。
問題を解いた後、解説を読み、読み上げCDで音読をするなどして復習をします。
各大問ごとに特徴のある共通テストを攻略するために大切なのは、とにかく演習量をこなすことです。
中でも大問1と2で高得点をとるためのコツは、精読というより、必要な情報をいかに素早く見つけることができるかということです。
本書の解説ページでは、各設問ごとの根拠が本文中のどこにあるかが視覚的にとても分かりやすく示されています。
そのため、解説にさっと目を通すだけでどこが注意して読むべきポイントだったのかを理解することができ、テクニック的な面も鍛えることができます。
もちろん、重要語句のリストや構文の解説もついているため、英語の知識的な面や精読に通ずるような学習をするにもわかりやすいです。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』の注意点
本書は2024年8月に出版された書籍であるため、2025年に実施された共通テストにおける大問番号の変更に対応できていません。
新旧の大問番号(問題形式)の対応表がついていますので、演習に取り組む際はその対応表を確認しつつ取り組む必要がありますが、対応表のしたにも「厳密には、出題内容・傾向や、設問数・マーク数が異なる問題もあるため、参考程度としてください。」との注意書きがされています。
また、最近の音声付きの問題集では音声を聞くことができるサイトにつながるQRコードが掲載されていて、CDをわざわざ再生する必要のないものもありますが、『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』はCDのみ付属なので、CDを再生できる環境が必要です。
CDを再生できる環境はあるにしても、そのひと手間を面倒くさいと感じてしまう人はせっかくのCDを活用した勉強の機会を失わないように注意しましょう。
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』|まとめ
『共通テスト英語リーディングレベル別問題集1 初級編』は、1レッスンに短時間で取り組めるところが最大の特徴で、共通テスト大問1と2の演習に隙間時間で取り組みたい人向けの問題集です。
共通テスト英語リーディングにおいて、大問1と2のような短い英文の中から必要な情報を見つけ出す問題は、比較的簡単であるため確実に得点することがとても重要で、そのためにはなるべくたくさん演習問題を解くしかありません。
また、基礎の基礎レベルの問題であるため、英語に苦手意識がある人でも、共通テスト本番レベルの問題に着手してみようという人におすすめです。
本文を読み上げる音声CDもついているので、使い方によってはリーディングの学習と同時にリスニングのトレーニングをすることもできます。
「小さなことに分けていけば、成し遂げられないことはない」とよく言われますが、英語の勉強はまさに積み重ねが大切でたった10分でも毎日継続できれば必ず得点アップにつながるので、頑張りましょう!






