![東大の英語25カ年[第12版]](https://逆転合格.com/wp-content/uploads/2025/08/25-years-of-english-at-the-university-of-tokyo-e1756360574508.jpg)
【旧帝大・東大レベル】に使用されています。
『東大の英語25カ年[第12版]』は、東京大学の入試英語を25年分という膨大な量を収録した過去問題集です。
東京大学の出題傾向を完全に分析し、設問形式ごとに体系的に学べるため、東大合格を狙う受験生必携の一冊です。
『東大の英語25カ年[第12版]』は、どんな人におすすめなのか、レベルはどのくらいなのか、またどのように使えばよいかについて紹介していきます。
教材名 | 東大の英語25カ年[第12版] |
---|---|
ジャンル | 問題集 |
出版社 | 数学社 |
出版日 | 2024年3月20日 |
必要時間目安 | 6か月 |
目指す大学群レベル | 東京一工・旧帝大・早慶上智 |
分量 | 1088頁 |
具体的なおすすめポイント
- 東京大学25年分の過去問を収録している
- 解説がわかりやすい
- 論理的に解く思考を身につけられる
注意点
- 難易度が高い
- 基礎的な文法や単語力を網羅しておかなければ使えない
- 仕上げるのに多くの時間を要する
共通テストとは一線を画す東大英語の本質に迫る│東大の英語25カ年[第12版]
『東大の英語25カ年[第12版]』は、東京大学入試の英語問題を25年分収録した圧倒的な演習量を誇る問題集です。
東大入試は単なる英語の知識や読解力だけでなく、論理的に考え抜き、説得力のある答案を作る力が問われます。
そうした東大英語の本質を忠実に反映した構成こそが本書の最大の魅力です。
単に過去問を並べただけでなく、設問ごとに徹底した分析と解説が行われているため、英文解釈・要約・自由英作文といった幅広い出題形式に対し、ひとつひとつ確実に対策できる構成となっています。
25年分という膨大なデータから浮かび上がる東大英語の「本質」を理解できる点こそ、本書を使う最大の利点です。
『東大の英語25カ年[第12版]』はどんな人におすすめ?
この問題集は、東京大学を第一志望とする受験生にとって必携の一冊です。
単なる共通テストや他大学の英語問題ではカバーできない、東大独自の深い読解力や論理力、表現力を徹底的に鍛え上げることができます。
また、旧帝国大学をはじめとする難関国公立大や早慶上智をはじめとする最難関私立大学を志望する受験生にとっても、英語力の向上につながります。
特に、論理的な文章構成力や長文の正確な要約力を身につけたい人にとっては最適な問題集です。
『東大の英語25カ年[第12版]』のレベル
本書のレベルは、最難関大学を志望する受験生にむけたレベルです。
英語が得意科目であり、共通テストで満点近くを狙える層、さらには難関大模試で高得点を取りたい層が挑戦するべき問題集です。
出題範囲はオーソドックスでありながら、設問は東大特有の「抽象度の高い英文」「難解な要約問題」「高度な自由英作文」など難易度の高い問題が中心です。
そのため、基礎を終えていない段階で取り組むと挫折しやすいですが、基礎力を固めた後に取り組めば、圧倒的な実力を伸ばすことが可能です。
本書を使いこなせば、東京大学だけでなく、旧帝大や一橋、東工大といった最難関国公立大の英語にも十分対応できるようになります。
『東大の英語25カ年[第12版]』はいつから使えばいい?
東大英語は問題のボリュームが多く難易度が高いため、時間をかけてじっくり取り組む必要があります。
英語を得意科目にしている受験生や、早い段階から東大を見据えている人で基礎事項を十分に網羅していれば、高校2年の冬頃から少しずつすすめていくのが最適です。
早くから取り組むことで東大英語の出題形式に慣れ、答案作成力を磨くことができます。
十分な実力をつけるために、かなり時間を要するため遅くとも高校3年生の夏までには、本書に取り組み始めるべきです。
直前期に一気に解くのではなく、ある程度長期にわたり何度も繰り返し使うことが、成果を出すために大切です。
『東大の英語25カ年[第12版]』の特徴
『東大の英語25カ年[第12版]』には、他の過去問集にはない大きな特徴があります。
問題数の膨大さだけでなく、設問ごとに徹底した解説と分析がなされているため、単なる演習書を超えた「研究書」としての価値も持っています。
長文読解問題を徹底攻略できる
東大の英語において最も配点が高いのが長文読解です。
本書では25年分の過去問を通して、東大の長文問題特有である「論理展開」や「文章構造の落とし穴」を徹底的に学べます。
英文を正確に読み取り、設問に対して根拠を持って答える練習を繰り返すことで、東大の長文でも動じない力をいつからか養えます。
要約問題に特化した訓練ができる
要約問題も東大英語の大きな特徴のひとつであり、他大学ではあまり見られない形式です。
本書では過去25年分の要約問題を集中的に解くことで、文章の本質を短い日本語に凝縮するスキルを徹底的に磨けます。
もちろんこれは他の難関大学の英語対策にも役立つ内容です。
自由英作文の答案作成力を伸ばせる
東大の自由英作文は単純な英語力だけでなく、論理的思考力と日本語での構成力を前提としています。
本書では過去の問題を通して、「どのように主張を展開し、説得力を持たせるか」という答案作成の技術を学べます。
英語の表現力を受験生に問われる大学を志望している受験生にとっても非常に有益な内容です。
解説の質が非常に高い
本書の解説は、単なる正解の提示にとどまらず、「なぜその答えに至るのか」「どうすれば得点につながる答案が書けるのか」という視点で徹底的に解説されています。
特に要約や英作文の解説は、答案例を比較しながら学べるため、自分の答案の改善点を見つけやすい構成になっています。
『東大の英語25カ年[第12版]』の使い方
『東大の英語25カ年[第12版]』は、ただ解くだけでは効果が半減します。
使い方を工夫し、計画的に取り組むことで初めて効果を最大化できます。
まずは時間を気にせずじっくり解く
最初の段階では、制限時間を気にせず、じっくりと設問に取り組むことが大切です。
特に要約や英作文は時間をかけてでも自分なりの答案を作成し、解説と比較することで実力がついてきます。
模試形式で本番を意識する
難易度の高い問題や形式に慣れてきたら、制限時間を設けて本番形式で解く練習をすることが効果的です。
その際、初めは実際よりも多めに制限時間を設けて徐々に本番に近づけていく使い方で無理なくすすめることができます。
東大の英語問題は時間配分が非常にシビアであるため慣れてくれば、実際の制限時間を設定して模試形式で演習する必要があります。
解答のプロセスをノート化する
どの教科の学習についても当てはまることですが、解答のプロセスを自分の言葉でノートにまとめることで、理解が格段に深まります。
特に要約や英作文は「なぜそう書いたのか」を言語化することで、答案の質がいつからか向上していきます。
繰り返し解いて出題傾向を把握する
25年分という膨大な量の問題を繰り返し解く使い方で、出題傾向の変化や共通するパターンが見えてきます。
1度解いただけでは終わらせず、同じ問題を何度も複数回繰り返すことが、東大英語突破には必須な作業です。
1度読んで内容を知っているからといって、1度きりにしないことが重要です。
2回目、3回目と演習を繰り返すたびに問題の本質や問われている内容を理解することができるようになります。
『東大の英語25カ年[第12版]』の注意点
本書は東大受験生にとって非常に有効な教材ですが、扱うには前提条件があります。
基礎文法や単語力が不足している状態で取り組むと、全く歯が立たない可能性があります。
『英文法ポラリス』や『やさしい高校英語』といった基礎レベルの参考書を終えた上で活用する必要があります。
また、解説が丁寧とはいえ、問題のレベルが高水準なため何度も繰り返し読みこまなければ理解することが難しいです。
解説を1度読んで分かった気にならずに再度読み直し理解を深めていけば、合格答案を作成できる力がいつからか身につきます。
『東大の英語25カ年[第12版]』|まとめ
『東大の英語25カ年[第12版]』は、東京大学入試英語を徹底的に分析・演習できる唯一無二の過去問演習書です。
25年分の蓄積から東大英語の本質を学び、長文読解・要約・自由英作文といった難関形式に対応できる力を養えます。
いつから取り組んでも効果はありますが、できるだけ早いタイミングで使い始め、何度も繰り返すことが合格への近道です。
正しい使い方を意識すれば、東大だけでなく他の難関大学の英語にも対応できる強固な実力が身につきます。
東京大学合格を目指す受験生にとって、『東大の英語25カ年[第12版]』は必ず手元に置いておきたい一冊です。