
今回ご紹介する『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、英語が苦手な高校生でも無理なく読解力を伸ばせるよう構成された参考書です。
本記事では、『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』の使い方や対象となるレベル、さらにいつから学習に取り入れるべきかを丁寧に解説しています。
英語長文の基礎を固めたい方にとって、有効な一冊になるはずです。
教材名 | 大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕 |
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ジャンル | 参考書 |
出版社 | 株式会社 教学社 |
出版日 | 2022年8月26日 |
必要時間目安 | 1~2か月程度 |
目指す大学群レベル | 日東駒専・産近甲龍・女子大・四工大・成成明学・GMARCH・関関同立 |
分量 | 288頁 |
具体的なおすすめポイント
- 解説が非常に詳しく、長文の読解力を根本から伸ばせる構成である
- 構文解説が全ての英文に付いており、自力で文構造を理解する訓練ができる
- 学習ステップが明確に示されており、独学でも取り組みやすい
注意点
- 1題ごとの学習負担が大きく、丁寧に構文分析や復習をしないと効果が出にくい
- 「BASIC」と名はついているが、基礎が固まっていないと難しく感じる場合がある
英語長文の読解スピードと正確な理解力が身につく参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、英語長文の読み方を基礎から学べる構成が最大の特長です。
語彙チェックから音読まで6つのステップで構成されており、「読む前・読んでいる最中・読んだ後」のすべての過程を丁寧にサポートしてくれます。
問題を解くだけでなく、設問なしの英文でスピードや理解力も確認できるため、使い方次第で速読力と正確な読解力を同時に鍛えることが可能です。
高校初級レベルの長文から始まるので、いつからでも無理なく学習を始められる点も安心です。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』はどんな人におすすめ?
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、英語長文の読み方を基礎から丁寧に学びたい人に最適な参考書です。
特に、初めて英語長文に取り組む人や、学校の授業だけでは読解力に不安が残る人に向いています。
STEP形式で進める構成になっており、語彙や構文の確認、音読練習まで含まれているため、独学でも安心して学習を進められます。
いつから始めても使いやすい内容なので、英語のレベルに自信がない人でも読解力の基礎をしっかり固められるでしょう。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』のレベル
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』のレベルは、英語長文に苦手意識がある人でも取り組みやすい初級者向けです。
シリーズ3段階の中では最もやさしい「BASIC」ですが、内容は共通テストと同等か、やや難しい設問も含まれており、実戦的な読解力も身につきます。
目安としては、英検2級レベルや偏差値55〜60程度の力が求められ、共通テストで6〜8割の得点を狙う受験生に適しています。
段階的な構成で無理なく読み進められるため、英語が苦手な方でも英語の読解力をしっかり伸ばせるでしょう。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』はいつから使えばいい?
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、高校2年生の夏から冬にかけての使用が推奨されており、読解力の基礎が固まり始めた時期に最適な参考書です。
英検2級レベルの英語力が一つの目安とされており、基礎的な文法や語彙をある程度習得している人であれば、スムーズに取り組めます。
たとえば、長文がまったく読めない段階の人は、『英語長文レベル別問題集』や『ハイパートレーニング1』などを先に活用し、段階を踏むとより効果的です。
無理なく実戦的な力へとつなげる構成になっているため、基礎を終えた段階で活用しやすい参考書といえるでしょう。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』の特徴
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、英語長文を「速く」「正確に」読む力をバランスよく養える参考書です。
ここでは、本書の2つの主な特徴として、「速読力と理解力を両立させる工夫」と「丁寧なステップ構成と独学対応のしやすさ」に分けてご紹介します。
速読力と理解力を両立できる構成
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、英文を速く読む訓練をしながら、内容を正確に理解する力も育てられる構成になっています。
設問のない白文を使い、WPM(1分間あたりの語数)を計測できるため、読むスピードを意識したトレーニングが可能です。
さらに、読解後には内容を問うドリルも用意されており、速さと正確さのバランスを実践的に鍛えられます。
このような構成により、試験本番で必要とされる即応力を効率よく伸ばすことができます。
ステップ式の構成で独学でも安心
本書は6つのステップで学習が進むように設計されており、語彙チェック・構文理解・音読・演習といったプロセスが明確に示されています。
各ステップには論理構造やSVOCの解説が丁寧に掲載されており、英文の仕組みを正しく理解しながら進められます。
また、解説は詳細かつ平易で、授業を受けていない独学の学習者にも配慮された構成です。
自分のペースで繰り返し取り組むことで、確かな読解力を身につけることができるでしょう。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』の使い方
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、英語長文読解の「速さ」と「正確さ」を身につけるために設計された参考書です。
単に設問に答えるだけでなく、構文理解や音読まで含めたステップ型の使い方が特徴です。
ここでは、効果的に活用するための3ステップとして、「①初見での読解演習」「②解説を通じた構文理解」「③音読・黙読による定着」の流れを紹介します。
① 時間を測って初見で英文を読み切る
まずは、試験本番を想定して時間を計りながら英文を読み進めましょう。
途中でわからなくても立ち止まらず、最後まで読み切ることが大切です。
この時点で自分の読解スピード(WPM)を記録することで、今の力を客観的に把握できます。
読む途中で辞書を引いたり、解説を見たりするのは避け、「まずはやり切る」ことを意識しましょう。
② 解説を活用して構文を細かく理解する
次に行うのは丸付けと構文の読み取りです。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』には1文ごとに詳しい解説があり、SVOCの構造や論理関係が明示されています。
解説を読んだうえで、ノートに自分の言葉でまとめていくと理解が深まります。
たとえば、間違えた問題については、「なぜ読めなかったのか」「どの部分が引っかかったのか」を分析し、同じミスを繰り返さないようにしましょう。
③ 音読・黙読を繰り返して内容を定着させる
最後のステップでは黙読と音読を繰り返し、英文の意味を自然に捉えられる状態を目指しましょう。
付属の音声を使えば、英語のリズムや発音も一緒に身につけることができます。
初見のときよりもスムーズに読めるかどうかを再チェックすることで、読解スピードの伸びを実感できます。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』の注意点
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』は、速く正確に読む力を養える優れた参考書ですが、使用時にはいくつか注意すべき点があります。
特に収録されている英文の中には、文体が複雑だったり論理展開が独特だったりするものもあり、人によっては「読みにくい」と感じる場合があります。
この読みにくさ自体が読解力を高めるトレーニングにもなりますが、最初のうちは無理をせず、自分のペースで丁寧に取り組むことが大切です。
たとえば、なぜ読みにくかったのかを振り返るだけでも、英文構造の理解や語彙力の向上につながります。
このように、『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』を使う際は、難しさを学習の一環として受け入れ、継続する意識を持つことが重要です。
『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』|まとめ
今回は、『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔BASIC〕』の特徴や使い方、レベルの目安、そしていつから使い始めるべきかについて詳しく解説しました。
本書は、英語長文に苦手意識がある方でも読み進めやすく、基礎固めに適した内容となっています。特に初学者でも段階的に理解できる構成は大きな魅力です。
効果的な使い方を意識して取り組むことで、大学入試の英語長文に対する自信を高めることができます。ぜひ日々の学習に役立ててください。