
英語の成績を継続的に向上させるためには、英文法などの基礎固めが欠かせません。
そこでおすすめの参考書が『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』です。
見開き完結型の構成と丁寧な解説により、英文法に苦手意識を持つ人でも無理なく学習を進めることができます。
本記事では、『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』の特徴や使い方、レベル感、いつから使い始めるべきかなどについて解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
教材名 | 土岐田のここからはじめる英文法ドリル |
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ジャンル | 参考書 |
出版社 | Gakken |
出版日 | 2023/4/3 |
必要時間目安 | 10時間 |
目指す大学群レベル | 5S・STARS・GMARCH・関関同立・成成明学・四工大・日東駒専・産近甲龍・女子大 |
分量 | 164頁 |
具体的なおすすめポイント
- 英語の基礎固め&つまずき解消ができる
- わかりやすく丁寧な解説
- 音声対応で正しい発音がわかる
注意点
- 演習量はやや少なめ
- 応用レベルの英語対策には向かない
英語の基礎固め&つまずき解消ができる『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』
英語の文法に自信がない人でも安心して学び始められるのが、『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』の大きな魅力です。
なぜなら、この参考書は基礎から無理なく理解できることを前提に構成されており、少しずつ確実に力がつくよう設計されているからです。
人気講師による丁寧な解説は、「今さら聞けない」と感じていた疑問を自然に解消してくれます。
そのため本書を利用すれば、英語があまり得意でないという人でも、英語の基礎を固めてつまずきを解消することができるでしょう。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』はどんな人におすすめ?
本書は、英文法に苦手意識がある方や、基礎からしっかりと学び直したい人に特におすすめです。
なぜなら、文法の超初歩的な内容に重点を置きつつ、ポイントを簡潔に整理し無理なく学べる構成が特徴だからです。
例えば、見開きで完結する形式は復習や継続学習のハードルを下げ、忙しい受験生でも扱いやすくなっています。
そのため、中学英語の内容に不安がある人や入試に向けて基礎を固めたい人ににとって、おすすめの一冊です。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』のレベル
本書のレベルは、英語が苦手な高校生や、英語学習をやり直したい大学受験生向けに設定されています。
中学英語をしっかり確認しながら、高校基礎の文法をスムーズに習得できるようになっており、たとえば日東駒専や産近甲龍レベルの大学を目指す受験生に最適です。
文法のレベルごとの段階的な確認がしやすく初歩から共通テスト基礎レベルまでをカバーしているので、「英語の成績があがらなくて困ってる」という人でも安心して使い始められます。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』はいつから使えばいい?
それでは、『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』はいつから使い始めればいいのでしょうか。
本書の場合、「英語の基礎に不安を感じたその時」がまさに使いどきです。
特に高校1年生の早い段階から使い始めれば、基礎をしっかり固めた状態で入試対策に移行できます。
また、共通テスト対策を意識し始める高校2年の秋頃も、英文法の土台を見直す良いタイミングと言えます。
いつからでも使える柔軟な構成ですが、「できるだけ早く」始めることが非常に大切です。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』の特徴
英文法に苦手意識がある人にとって「最初の一冊」として高く評価されているのが『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』です。
このトピックでは、そんな『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』の特徴を具体的に紹介します。
わかりやすく丁寧な解説
まず、本書の大きな魅力は、英文法の「つまずきポイント」を徹底的に噛み砕いた、わかりやすく丁寧な解説です。
難解な用語や抽象的な説明を避け、誰もが直感的に理解できる言葉で構成されており、「なぜそうなるのか」がしっかりと説明されています。
例えば「現在完了と過去形の違い」など、つまずきやすい文法項目も図解や例文を交えて解説しているため、感覚的に理解しやすいのが特徴です。
音声対応で正しい発音がわかる
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』には専用の音声サポートが備わっており、英語の正しい発音も同時に学べます。
特に英語学習を始めたばかりの人にとっては、文字だけでなく「音」で文法に触れることが、記憶の定着やリスニング力の向上につながります。
発音が難しい表現も繰り返し聞くことで、英文法の知識とあわせて自然と習得することができるでしょう。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』の使い方
本書は、「わかる」だけでなく「できる」までを意識した構成になっており、効果的な使い方を押さえることで、学習の成果をさらに高めることができます。
以下では、3つのステップに分けて本書の使い方を詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
①内容を正しく理解する
まずは各ユニットの解説ページを丁寧に読み、内容を正しく理解することが重要です。
この段階では焦って問題に取り組まず、「なぜそうなるのか」というポイントをしっかり押さえることが、正しい使い方の第一歩となります。
特に苦手な箇所は、繰り返し読んで理解を深めるようにしましょう。
②手順をつかむ
解説を読んだあとは、問題を解く際の手順をつかむことがポイントです。
例えば、動詞の時制や主語との一致を確認する流れなど、毎回の解き方を意識することで文法的思考が身についていきます。
問題を解く前に「どの知識を使うか」「どのように考えるか」を意識して取り組むと、初めに学んだ英文法の知識をより定着させることができるでしょう。
③ドリル形式で反復練習
最後に、各単元の後半に掲載されているドリルに取り組みましょう。
知識を「わかる」から「使える」へと定着させるには、インプットだけでなくアウトプットの作業が欠かせません。
復習のルーティンを自分の中で決めて、繰り返し活用していくのが理想的な使い方です。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』の注意点
本書は英語が苦手な人や初学者向けに設計された非常に親切な文法ドリルですが、使う目的や学習段階によっては注意すべき点もあります。
ここでは本書の使い方をより効果的にするために、意識しておきたい2つの注意点を解説します。
演習量はやや少なめ
本書は「見開き1セット」で完結する構成のため、1テーマごとの演習量は比較的少なめです。
そのため、じっくり問題をこなしたいタイプの学習者にとっては、物足りなく感じる可能性があります。
基礎を確認する目的には最適ですが、同じ文法事項を繰り返し練習したい場合は、別の問題集やプリントなどで補うと良いでしょう。
応用レベルの英語対策には向かない
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』は、入試英語の「入口」として最適な教材ですが、難関大対策などの応用レベルを目指すには内容がやや物足りません。
高度な文法問題には踏み込まず、基礎事項を重点的に扱っています。
そのため、早慶や東大・京大レベルを志望する場合は、このドリルで基礎を固めたうえでより上級レベルの参考書や問題集を利用する必要があるでしょう。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』|まとめ
ここまで『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』の特徴や使い方、また使う際の注意点やいつから使うべきかなどについて解説してきました。
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』は、英文法の基礎をゼロから丁寧に学びたい方に最適な一冊です。
丁寧でわかりやすい解説により、「苦手意識」や「今さら聞けない」を解消しながら、自分のペースで着実に力をつけることができます。
ただし、演習量や応用レベルには限りがあるため、目的や志望校に応じて他の教材と組み合わせて使うようにしましょう。