『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』は、東大入試問題や海外の英文雑誌などから厳選された英文を要約をしていくことを通して読解力を向上させていくことのできる問題集です。
本記事では、『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』の特徴や使い方、レベル、いつから使うべきか、注意点について解説していきますので、ぜひ最後まで記事を読んで、本書を最大限活用してください。
教材名 | 厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング |
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ジャンル | 問題集 |
出版社 | 駿台文庫 |
出版日 | 2021年2月16日 |
必要時間目安 | 1ヶ月 |
目指す大学群レベル | 東京一工・旧帝大・早慶上智・GMARCH・関関同立 |
分量 | 196頁 |
具体的なおすすめポイント
- 東大入試などから厳選された30題で確かな読解力を身につけることができる
- 著者の教え子たちの解答例の添削で具体的なポイントが学べる
- 徐々に難易度が上がる構成で学習しやすい
注意点
- あくまで実践的な問題集である
- 最難関大学向けのかなり難易度の高い問題集である
実践的な読解力を身につける『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』は、東大など最難関レベルの入試問題や海外の英文雑誌から厳選された30の英文で要旨要約トレーニングができる問題集です。
英文の要約問題は、東大をはじめとする最難関大学で出題される傾向にありますが、要約を書く練習をしていくことで、核心をついた読み方も身につけることができるので、難しい評論文問題などの点数向上も目指すことができます。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』はどんな人におすすめ?
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』は、東大などを志望する、国公立大の2次試験で要約問題が出題される人や、難関私大志望で、難しい評論文読解になると点数が取れなくなるという人におすすめです。
文章のテーマや段落ごとの要旨、事実と意見の区別など、共通テストで問われるポイントも押さえているため、共通テストで確実に高得点を獲得したい人にもおすすめの問題集になっています。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』の特徴
本書では、著者の教え子たちが実際に書いた解答例の添削指導をもとに、解答に過不足な要素や受験生が陥りやすいミスなどが指摘されています。
他の受験生が書いた等身大の解答例を推敲するポイントを学ぶことができるため、模範解答の丸暗記にとどまらない学習が可能です。
また、全30題で徐々に難易度が上がるようになっていること、解説が1題あたり見開き2ページで完結しているなど、学習しやすい構成になっていることも大きな特徴です。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』の使い方
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』を正しい使い方で取り組むことで、東大や早慶など、最難関大のレベルまで英文読解力を高めることができます。
ここでは、本書がもつ学習効果を最大限引き出すための使い方をいくつかのポイントに分けて解説していきます。
ステップ1:問題を解く
本書をいつから使うべきかは後述しますが、本書に取り掛かる段階ではすでに英文読解力はかなり身についているはずですので、まずは何も調べずに要約問題を解いてみましょう。
とりあえず解答が書けたら、わからなかった単語や表現を調べ、それをもとに自分の解答を色ペンで修正しましょう。
英文の意味がわかっていても要約が大きく間違っている場合は、要旨の捉え方が身についていないということですので、解答をみる中で学習していきます。
ステップ2:添削例を見て書き直してみる
次に、解答例と添削を読んでそこで解説されている推敲のポイントを参考に、自分の解答を添削してみましょう。
実際に自分で添削をすることで、解説の理解や模範解答の暗記にとどまらず、実践に役立つ実力を身につけることができます。
ステップ3:解説を読む
自分なりの添削が終わったら、解説を熟読して、読解の際のポイントや要旨要約に必要な技術を学んでいきます。
要約問題を解く上では、英文を読解する力、要約を実際に書く力、自分で書いた要約を自分で推敲する力が必要ですので、解説では自分はどの要素が特に課題となっているのか、などを意識しながら、学習していきましょう。
ステップ4:音読
要約問題集ですので「ステップ3」で終わっても構わないのですが、さらに読解力を向上させるために、解説まで読み込んだ英文を最後に音読するという使い方がおすすめです。
回数は特別意識する必要はありませんが、スラスラと音読をする中で意味や文章の要旨がスッと頭に入ってくるレベルまで音読を繰り返してください。
「ステップ3」までで完璧に理解した英文を音読することで、速読力やリスニング力も本書を通して身につけることができます。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』のレベル
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』は、東大や京大などの国公立2次、早慶などの最難関私大レベルの問題集です。
難易度順に英文が並んでいるとはいえ、要約問題が出題される大学が最難関ということもあり、レベルの高い英文も多く、要約という作業自体がかなりの英文読解力を前提としています。
できれば、最低でも共通テストでMARCHレベルの英文は問題なく読むことができる状態になってから本書にとりかかるようにしてください。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』はいつから使えばいい?
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』はいつから使えばいいのでしょうか?
英文の要旨要約は、英文の意味を確実に理解できなければ解くことができず、出題される大学のレベルも東大をはじめとした最難関大ですので、難しい英語長文であっても意味を把握できるようになってから本書を使うようにしてください。
共通テストからMARCHレベルの英語長文を問題なく読解できる状態が望ましく、現役の受験生であれば高3の秋〜冬にこの段階に到達していることを目指しましょう。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』の注意点
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』は、正しい使い方で活用することで、東大入試に対応できる英文読解力が身につきますが、いくつかの注意点があります。
ここでは、本書の持つポテンシャルを最大限引き出すためにどのようなことに気をつけていけば良いかを解説していきます。
あくまで実践的な問題集である
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』は、問題解説自体はとても詳しくわかりやすい問題集ですが、あくまで実践的な問題集という色合いが強いです。
つまり、本書は要旨要約の方法を手取り足取り教えてくれる参考書ではありませんので、しっかりと演習したい人向けの問題集となっています。
最初から丁寧に要約のやり方を学びたい人は別の参考書を使った上で、本書で演習をしていく方が良いかもしれません。
かなり難易度が高い問題集である
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』が実践的な問題集であるということにも関係していますが、本書は上級者用の問題集です。
東大入試などの国公立大学2次試験問題が想定されていますので、かなり難易度が高く、MARCHレベルの英語問題は難なく読める状態になってから取り組むようにしてください。
読解力が不十分な英語初級者や中級者が手を出してしまうと、本書の学習効果を最大限発揮できませんので、間違っても生半可な英語力で取り組まないようにしてください。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』|まとめ
本記事では、『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』について、その特徴や学習法、いつから使えばいいのかについて解説してきました。
『厳選30題で学ぶ! 英文 要旨要約トレーニング』は、東大入試レベルまで想定されたかなり難易度の高い問題集ですが、しっかりと取り組むことで、難しい英文でも要旨を確実に掴むことができる、実践的な英文読解力を身につけることができるはずです。
ぜひ、本書を活用して、志望校合格を目指してください。