『速読英単語 入門編[改訂第3版]』|英語の基礎固めの決定版!

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『速読英単語 入門編[改訂第3版]』|英語の基礎固めの決定版!

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、高校英語における基本の1,400語を長文を通して自然と身につけることができる単語帳です。

本記事では、そんな「英語の基礎固めの決定版」である単語帳の特徴や使い方、レベル、いつから使うべきか、注意点について解説していきます。

本記事を読んで、『速読英単語 入門編[改訂第3版]を最大限有効活用する方法を知り、ぜひ勉強に役立ててください。

教材名 『速読英単語 入門編[改訂第3版]』
ジャンル 英単語帳
出版社 Z会
出版日 2021年3月9日
必要時間目安 約130時間
目指す大学群レベル 電農名繊・STARS・成成明学・四工大・日東駒専・産近甲龍
分量 464頁 別冊40頁

具体的なおすすめポイント

  • 長文を通して英単語を暗記することができる
  • 音声ダウンロードとシャドーイングでリスニング対策にもなる
  • 様々なテーマの英語長文68種という大ボリュームでコスパも抜群

注意点

  • 長文を読みながら単語を覚えるため、1周するのに時間がかかる
  • 中学校レベルの英文法といった英語の超基礎は身についていることが前提
  • 『速読英単語 入門編[改訂第3版]』だけでは、共通テスト英語8割以上やMARCHレベル以上到達には不十分

単語×長文の圧倒的コスパ本『速読英単語 入門編[改訂第3版]』

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、高校英語の基礎固めから共通テストまでをカバーする基本の1400語を、68の長文を通して学習することができる単語帳です。

様々なテーマの長文を読みながら学習していくので、文脈の中で自然と英単語を身につけられ、単純暗記で退屈になりがちな英単語学習を楽しくできます。

受験英語において、語彙力と英文速読力は必須です。

この両方を一冊で身につけられ、音声も付いている『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は圧倒的コスパの良い最強の単語帳といえるでしょう。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』はどんな人におすすめ?

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、長文を通して英単語を学習したい人におすすめです。

様々なテーマの英文を読みながら英単語を覚えることができるため、単純な暗記が苦手な人でも楽しく高校英語の基礎固めをすることができます。

また、本書は長文読解力やリスニング力を総合的に高めることができるため、単語帳は学校で配布された別の参考書を使用しつつ、「長文やリスニングの練習を手軽に行いたい!」という人にもおすすめな参考書となっています。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』の特徴

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、高校英語の基礎から共通テストレベルまでの英単語を長文を読みながら学習することで、効率良く覚えていくことができる単語帳です。

1テーマごとに長文・見出し語リスト(いわゆる「単語帳」パート)のセットで構成されているため、長文を読んだ後に単語の意味をすぐに確認することで、テンポよく単語を覚えていくことができます。

また、長文ページは左側が見出し語が赤字になっている英文、右側が全訳で、各英文に確認問題が1題用意されているため、英文を確実に理解することができ、簡単な英文読解の練習にもなります。

さらに、各英文でリスニング音声がダウンロードできるため、リスニング対策もしていくことができる画期的な単語帳です。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』の使い方

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、単語、長文、音声を通して英語力を鍛えることができる、盛りだくさんで優秀な参考書である反面、単純な単語帳と比較すると使い方がやや難しいともいえます。

ここでは、実際に本書をどのような手順で使っていけば良いのか、具体的な学習法について紹介していきます。

① 長文を黙読

まずは、わからない単語や表現にマーカーなどで印をつけながら、左側の英語長文を黙読し、わかる単語や表現から可能な限り意味の把握をしていきます。

見出し語リストを見る前に長文を読むことで、英文を推測して読む力を鍛えることができ、わからない単語や表現に印をつけることは、あとで音読を通して英単語を定着させていく際に役立ちます。

なお、各長文に1題設定されている確認問題はスラスラ読める長文であれば解いてもよいですが、余計に時間がかかるようであれば長文を読むことを最優先にし、無理に解く必要はありません。

② 全訳を確認して理解する

次に、右側のページの全訳を読んで意味を確認していきますが、初めはざっと全文を読んでみてどの程度自分が理解することができていたのかをチェックしましょう。

その後、具体的に自分が意味を取り違えていた部分の単語や、文構造などを細かく確認していきますが、ここで正確に英文を理解しておくことは音読をしていく上で不可欠ですので妥協せずに行なってください。

③ 単語ページで見出し語を確認する

次に、英語長文に登場した見出し語を単語のページを使用して、通常の単語帳と同様に赤シートで隠しながら意味を確認していくことで覚えていきます。

ただし、「長文で覚える」ことをコンセプトにした本ですので、どんな意味があるのかをざっくり確認していく程度にし、あまり時間をかけないようにしてください。

なお、左側の例文に関しては時間がかかってしまうため、はじめはあまり気にせず、ある程度見出し語が定着してきてから、左側の例文には目を向けるようにしましょう。

④ 音読30回

さて、この段階が『速読英単語 入門編[改訂第3版]』の使い方で最も重要なポイントで、面倒かもしれませんができれば全文、あまり時間がないという方は長文を読んだ時に印をつけた箇所だけでも構いませんので、英文を30回音読してください。

30回はあくまで目安ではありますが、スラスラ読んでいく中で自然と意味が頭の中に入ってくるまで音読をしてください。

発音など気になることも多いかもしれませんがあまり難しく考えず、とにかくたくさん音読をしていくことで、着実に英語のレベルを向上させていくことができるはずです。

⑤ リスニング・シャドーイング

ここまで学習してくれば長文の意味はほとんど把握しているはずですが、さらにもうひと押し、リスニングの練習をしていきましょう。

まずは何も見ないで聞いてみて、「ちょっと怪しいな」と感じたら本文を見ながら聞いて見ることを1〜2回行なったあと、シャドーイングを実施していきます。

シャドーイングとは英語の音声に合わせて自分も発音する学習法で、最初は難しいと感じると思いますが、本文を見ないでシャドーイングができるところまでリスニングをしたら終了です!

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』のレベル

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、高校英語の基礎固めから共通テスト6割くらいのレベルに到達できる単語帳です。

私立大学だと、日東駒専レベルくらいを考えておくと良いでしょう。

また、大学受験をあまり意識しない高校1、2年生にもわかりやすい基準である英検だと英検3級〜準2級レベルになりますので、英語の基礎力固めとしての使い方が適している単語帳だといえるでしょう。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』はいつから使えばいい?

では、『速読英単語 入門編[改訂第3版]』はいつから使えばいいのでしょうか。

ズバリそれは、「高校英語学習の最初から」です。

本書は高校英語の基礎レベルの単語帳ですので、基本的には最初から使うことができます。

「長文の学習をいつから行うべきか」ということについては、「単語や文法が固まってから」という意見もありますが、簡単な長文でもいいので早いうちから長文を読むことに慣れておくべきでしょう。

本書は、レベル順に長文が並んでおり、高校英語の初学者であっても学習を進めていくことができます。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』の注意点

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、正しく使えば確実に英語力向上につながる最強の単語帳ですが、いくつか使用する上で注意すべきこともあります。

ここでは本書を使用した学習の中で注意すべきことを3つ解説していきます。

かなり骨のある単語帳である

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、「単語帳」です。

一般的に単語帳は、英単語と意味、短い例文が書かれているというシンプルなものが多いですが、本書はそれらに加えて長文を掲載しているため、1周するのに時間がかかります。

長文を読んで、単語を確認して、音読して・・・という学習手順はかなりハードだと感じる人も多いでしょう。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、「入門編」とあるものの、かなり骨のある単語帳であると覚悟して挑む必要があります。

中学レベルが固まっていない人は難しい

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、高校英語の基礎固めに最適な単語帳です。

「本書をいつから使えばいいか」の答えは、「高校英語学習の最初から」ですが、あくまで「高校英語学習」の最初からです。

単純な単語帳と違い本書は、長文を通して単語を学習していくため、中学レベルの単語や文法が全く身についていない人は太刀打ちができない可能性があります。

そんな人はまず、中学校の英単語と文法を他の参考書で復習してから本書にとりかかるようにしてください。

あくまで基礎レベル

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』はあくまで高校英語の基礎レベルの内容です。

共通テストで7割〜8割以上の高得点や、MARCH以上の私立大学を目指す場合は、本書の内容だけでは不十分です。

そういった人は、『速読英単語 必修編[改訂第7版]』や『ターゲット1900』、『システム英単語』など2冊目の単語帳にも取り組むようにしてください。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』|まとめ

本記事では、『速読英単語 入門編[改訂第3版]』について、その特徴や学習法、いつから使えばいいのかについて解説してきました。

『速読英単語 入門編[改訂第3版]』は、単語だけでなく長文やリスニングの練習にもなる、英語学習の基礎固めに最適で最強の一冊です。

ぜひ、本書を活用して楽しく英語を学習していきましょう。

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