『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』は、英作文の書き方を身に着けるにあたり最適な1冊で、基礎から発展的な内容まで対応しているのが特徴です。
大学入試や英検などのテスト対策にはもちろん、日常で使うための英語ライティングのスキルを習得・向上させたい人にも非常に役立ちます。
本記事では、その特徴や使い方、いつから始めればよいのかなどについて解説いたします!
教材名 | 竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本 |
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ジャンル | 「参考書」「英作文」 |
出版社 | KADOKAWA |
出版日 | 2009/4/9 |
必要時間目安 | 1か月 |
目指す大学群レベル | 東京一工・旧帝大(英作文の出題がある大学すべて対応可) |
分量 | 432ページ |
具体的なおすすめポイント
- 大学入試に必要な英語ライティングのスキルが1冊で身につく
- 減点されない書き方がわかる
注意点
- 基礎的な文法・単語が身についていないと効果が出ない
- いつから始めるべきかわかりにくい
- 情報量が多い
入試英作文はこれで決まり!『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』は、超有名予備校講師の竹岡先生が書いた英作文対策用の参考書で、難関大はもちろん、英作文が出題される大学ならどこであってもしっかりと対策ができる一冊です。
この参考書に正しい使い方で取り組むことで、「どうすれば減点されないのか」「どのような表現で書けばよいのか」がわかるため、大学入試において、英作文で確実に点をとりたい人はぜひ取り組んでみてください。
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』はどんな人におすすめ?
本書は、「難関大を目指す人」「英作文が出題される人」「英作文を得点源にしたい人」におすすめです。
英作文の基礎から応用的なレベルまで網羅的に収録されている本書は、英作文のスキルを身に着けたい人にはぴったりな1冊です。
これから過去問を解く予定で、かつその中に英作文の出題がある人は、その前に一度取り組んでみるといいでしょう。
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』の特徴
本書の特徴については、大きく「詳細な解説」「様々な解答例」「よくある間違いの提示」が挙げられます。
これらは自分一人で英作文を習得する時には非常に効果的なものであり、本書における最大の魅力ともいえるでしょう。
詳細な解説
本書では典型的な英語表現が「原則」というカタチで60に分けられており、それぞれの原則に基づいて文法・語彙の使い方はもちろん、文をどのように作っていくのかが解説されています。
これによって、自分の回答だと何がいけないのか、どうすれば高得点につながるのかを逐一理解しながら進められるのです。
様々な解答例
本書では、1つの問題に示される解答が1つではないため、様々な角度からの表現を学ぶことができます。
英作文では、なにかを伝えようとするときの表現方法は1つではなく、その時の文脈・思考などによって、様々な伝え方があります。
この本に取り組む中で自分で英作文を書いていくことになりますが、解答例が1つしかないと、自分が書いた表現が正しいのかどうか、わからなくなってしまいます。
本書では、1つの内容に対して複数の解答例が用意されているので、自分で英作文をするときに非常に参考になるでしょう。
よくある間違いの提示
よくある間違いを教えてくれるのも本書の魅力です。
典型的な誤答例がいくつも紹介されており、学習者がよく犯すミスを学び、かつ今後避けるための参考になります。自分が書いた英作文と誤答例を比較することで、自分の英文のなにがダメなのかがわかるようになります。
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』の使い方
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』は、以下の4つのポイントを意識しながら使うことをおすすめします。
まず原則を理解し、必要な表現などを覚えた後、実際に問題を解いて回答を確認する、という流れを意識して正しい使い方で取り組みましょう。
①原則を理解する
各テーマごとにいくつかの例文が示されているので、まだ英文のインプットが足りない人はその英文を暗記しつつ、基本的な原則(文法の基本や語彙の選び方、文章の構成方法)などを学んでいくといいでしょう。
本書にはCDが付属しているので、「聞いて」「話してみて」「書いて」覚えていくとスムーズに暗記できるでしょう。
②例題を解いてみる
一通り原則などを理解し頻出表現を学んだら、実際に例題を解いてみましょう。
ただ、その際にわからないからといってすぐに答えを見るのだけはやめてください。
なぜなら、本書は英文を書く際の考え方と有用な表現を学ぶものであるため、すぐに答えをみて丸暗記するのでは、入試の英作文において様々なケースに対応できなくなってしまうからです。
最初は書けなくて当然なので、まずは自分で書いて、そのあとに解答例や誤答例を見て、自分の英作文をチェックしてみてください。
③誤答例を確認する
解説の部分に、受験生がやりがちな典型的な誤答例が記載されていますので、こちらも②の答え合わせの時に、一緒に確認して自分のミスを分析しましょう。
自分がしてしまいがちなミスを知ったり、どうしてミスをしたのか、どうすればミスをしないようになるかを知ることが、どんな問題にも対応できる英作文能力を身に付けることにつながります。
④演習問題を解く
上記の①~③のやり方と同じ要領で演習問題を解いていきます。
本書に出てくる問題は、おそらく1周目はほとんどできないと思いますが、これは何周も取り組んで身に着けることを前提としているので、全く問題ありません。
最初のうちはできなくても問題ありませんので、なるべく早く1周して、2周目、3週目に入ってください。
また、1つの内容に複数の表現が記載されていたり、詳細な解説があったりするため、かなり情報量が多いことも注意すべき点です。
おそらくすべてを記憶するには膨大な時間が必要なため、自分が今後使いやすそうだと感じる表現に絞って暗記していき、必要な情報量を減らして行くといいでしょう。
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』のレベル
本書は、旧帝大のような難関大はもちろん、英作文の出題があるすべての大学に対応できます。
ただ、使い方には注意が必要で、基礎的な語彙・文法がある程度習得されている前提の内容となるため、まだそのレベルに至っていないうちに使うのは、かえって逆効果になるでしょう。
例えば共通テストで半分も取れないうちに使うのはおすすめしません。
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』はいつから使えばいい?
本書をいつから使うべきかについては、時期でいえば、志望大学の過去問に入る前に仕上げておくのがベストです。
例えば高3の秋ごろに本格的に過去問に入ると想定して、目安としてはその前になりますが、なにしろ情報量が多い参考書ですので、5月ごろから初めて夏が終わる前には遅くとも終わらせるのがよいかと思われます。
また、タイミングとしては、基礎的な文法・語彙が習得できてからとなりますので、例えば最低でもターゲット1400レベルが終わっている、基礎レベルの文法の参考書の内容は習得しているという状態になってからの使用をおすすめします。
この参考書に限った事ではないですが、英語は「読める」ようになってから「書ける」ようになります。英語の基礎がない段階で、英語を使って表現しようとしてもまったくできるようになりません。いつから英作文を始めるのかは、今の自分の英語力を考慮しつつ決めていくとよいでしょう。
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』|まとめ
『竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本』は、英語のライティングのスキルを習得および向上させるために優れた教材であり、特に大学入試や英検などの試験への対策に最適です。
「原則」に基づく詳細な解説、そして豊富な例題と解答例を通じて、英文の書き方への理解を深め、初見の問題にも立ち向かえるようになるでしょう。
ぜひ本書を使って、英作文の力をどんどん高めていってください!