この記事では、『解体英熟語 改訂第2版』の特徴・どんな人におすすめか・いつから始めてどのような使い方をするのが効果的かについてご紹介します。
『解体英熟語 改訂第2版』は英熟語を語源や理論からしっかりと理解して覚えられる熟語帳となっています。
使うべき人・向いている人が限られる熟語帳ですが向いている人にとっては最高の熟語帳のため、『解体英熟語 改訂第2版』が自分に向いているかどうかしっかりと吟味していきましょう。
『解体英熟語 改訂第2版』の詳細情報
科目 | 英語 |
出版社 | Z会 |
目的 | 英熟語の暗記 |
対象者 | 早慶志望者・理論・語源で熟語を覚えたい方 |
難易度 | – |
分量 | 688ページ |
使用期間 | 高校1~2年生 |
ジャンル | 参考書 |
具体的なオススメポイント
熟語をただの暗記ではなく理論で覚えることができる。
注意点
使い方が少し難しく、構成が特殊なため人を選ぶ。
『解体英熟語 改訂第2版』はどのくらいのレベル?
『解体英熟語 改訂第2版』は、早慶で英熟語が出題される学部を志望する生徒さんにおすすめの熟語帳ですが、参考書や問題集ではないためどんなレベルの方でも使用できます。
学力レベルや偏差値で選ぶというよりは、自分は英熟語・単語を覚える際にどういう覚え方をするのが向いているかということを重視して選ぶと良いでしょう。
英熟語の覚え方は大きく分けると①シンプルに丸暗記していく②文章の中の文脈で覚える③語源を知って理論的に覚えていくの3つがありますが、『解体英熟語 改訂第2版』は「③語源を知って理論的に覚えていく」が向いている人におすすめの熟語帳となっています。
また、熟語帳という性質上使用時期はいつからでも大丈夫ですが、収録されている熟語数が1,017熟語とボリュームが多い一冊でもあるため、浪人生や現役であれば高校1~2年生のうちから使い始めるのがおすすめです。
『解体英熟語 改訂第2版』の特徴は?
ここでは『解体英熟語 改訂第2版』の特徴についてご紹介します。
『解体英熟語 改訂第2版』は一般的な英熟語帳とは異なる点が多く、人を選ぶ一冊です。
ただし向いている人にとっては最高の熟語帳でもあるため、是非この項目で自分が『解体英熟語 改訂第2版』を選ぶべきかどうか判断してみて下さい。
『解体英熟語 改訂第2版』の特徴①熟語ごとにそれぞれ解説がある
『解体英熟語 改訂第2版』では、1つの熟語につき3~4行の解説が記載されています。
「どうしてこの英熟語がこの意味になるのか」という解説や、「何故こういった意味の広がりが生まれるのか」という解説が詳しく書かれているのが『解体英熟語 改訂第2版』の最大の特徴です。
文章量が他の熟語帳より多くなるため読み進めるのに根気が必要になってきますが、この熟語帳で学習を進めていけば熟語に関しては他の受験生に比べて圧倒的な知識がつきます。
『解体英熟語 改訂第2版』は、単語を丸暗記するのではなくて意味をしっかりと覚えさせてくれる熟語帳と言えるでしょう。
『解体英熟語 改訂第2版』の特徴②入試問題がセットになっている
『解体英熟語 改訂第2版』は「英熟語⇔意味」というポピュラーな構成ではなく、「穴埋め問題(入試問題)⇔英熟語・意味・解説」という構成になっています。
右のページに実際に入試や共通テストで出題された穴埋め問題があって、その裏のページに答えとなる熟語とその意味、詳しい解説が掲載されています。
穴埋め問題が記載されている熟語帳のため、間違えた問題の熟語のみを学習したいという人におすすめです。
また、その熟語がどのように入試問題で使われているのかも知ることができるという強みも『解体英熟語 改訂第2版』の特徴です。
『解体英熟語 改訂第2版』の特徴③カード型とブック型がある
『解体英熟語 改訂第2版』は一般的な英熟語帳に多いブック型と、一つひとつの熟語を切り離すことができるカード型の二つが出版されているのも特徴です。
ブック型はカード型のように失くすことがなく勉強しやすいという利点、カード型は覚える順番をバラバラに出来るため順番で覚えてしまうということが無いということが利点として挙げられるでしょう。
どちらを選んでも内容や収録語数は変わらないため、自分の好みや使いやすさでブック型とカード型を選ぶことができます。
一度手に取ってみて、どちらの方が自分に向いているか・使いやすいかを検討してから選んでみて下さい。
『解体英熟語 改訂第2版』の効率的な使い方
ここでは『解体英熟語 改訂第2版』の効率的な使い方について解説します。
まず、巻末にある「前置詞整理ノート」を読んでそれぞれの前置詞の意味やイメージをしっかりつけるようにしましょう。
前置詞をきちんと理解している状態であれば英熟語をスムーズに覚えていくことができます。
また、この『解体英熟語 改訂第2版』の場合は一度で完璧に覚えるという使い方よりも何周もして覚える使い方の方が効率的に熟語を覚えることができます。
繰り返し解説を読むことで単語のそれぞれの意味や組み合わせについての理解が深まり、しっかりと英熟語の成り立ちから覚えることができるでしょう。
初学時は穴あき問題は無視をして熟語・意味・解説のみを読みすすめ、ある程度英熟語が頭に入った段階で穴あき問題を解いて間違えた問題・熟語をチェックしていくという使い方が効率的です。
また、『解体英熟語 改訂第2版』にはブック型とカード型がありますが、どちらも英熟語と訳を赤カードで隠せないため、ブック型の場合は暗記時に自分で紙を用意して隠しながら覚えるなど工夫して使用する必要があります。
『解体英熟語 改訂第2版』の口コミ・評判
『解体英熟語 改訂第2版』の口コミ・評判を調べたところ、穴あき問題が掲載されているため確認用の問題集としても使える点や解説の充実度で高い評価を得ていることが分かりました。
「受験勉強の英熟語対策として最適」との声も多く、熟語帳として高い評価を得ているようです。
ただし、英熟語や意味が赤シートで隠せない点やレイアウトの独特さが使いづらいという声もありました。
カード型であればそのマイナス点もカバー出来るため、一度ブック型を手に取ってみて使いづらいと感じた方はカード型を選ぶことをおすすめします。
『解体英熟語 改訂第2版』まとめ
この記事では、『解体英熟語 改訂第2版』の特徴や使い方、口コミ情報などをご紹介してきました。
『解体英熟語 改訂第2版』は英熟語を語源や理論からしっかりと理解して覚えることの出来る熟語帳で、理屈で覚えることができるから記憶に定着しやすいのが特徴です。
早慶志望レベルの生徒さんにおすすめの熟語帳であり、「今までただ丸暗記する覚え方でやってきていたが、限界を感じる…」とお悩みの生徒さんにもぴったりです。
また、英熟語と穴埋め問題がセットになっており、穴埋め問題は実際の入試で使用された問題となっているため実践的な問題の中で英熟語を覚えていくことが出来るようです。
『解体英熟語 改訂第2版』はカード型とブック型の二種類が出版されているのも特徴で、自分の勉強スタイルに合わせて使いやすい方を選ぶことが出来ます。
丸暗記ではなく語源から英熟語を理解して覚えたい!という生徒さんにとって『解体英熟語 改訂第2版』はぴったりの一冊となっているため、英熟語の暗記に悩んでいる方はぜひ『解体英熟語 改訂第2版』を手に取ってみてください。