科目 | 化学 |
出版社 | 数研出版 |
目的 | 化学基礎理解 |
対象者 | 化学をこれから学習する人 |
難易度 | 一般私大、センターレベル |
分量 | 112ページ |
使用期間 | 高三夏休みいっぱいごろまで |
ジャンル | 化学問題集 |
・オススメポイント
基本的な知識や計算が幅広く網羅されていて、かつ分かりやすい
・注意点
この問題集を解いた後は過去問演習にも取り組むこと
基礎から応用まで網羅された取り組みやすい問題集『リードLightノート化学』
今回ご紹介する『リードLightノート化学』は、 難易度は低いながら基礎から応用までしっかりと網羅された取り組みやすい問題集です。公式を覚えるだけで解けるような簡単な問題から、計算が必要な問題まで幅広く掲載されています。
『リードLightノート化学』は様々な問題が収録されているため、この一冊をしっかり勉強すれば一般的な大学入試に対応可能です。通常の私大の入試であれば、化学の勉強は『リードLightノート化学』と過去問演習だけしておけば大丈夫と言っても良いでしょう。大学入試の化学では、用語の暗記や知識が必要なものから、計算式を使って答えを出さなければいけないものまで様々な問題が出題されます。
そのため単元ごとに基本的な問題の解き方をマスターしていくことが大切です。『リードLightノート化学』なら、大学入試に出題される化学の問題をもれなく扱うことができますので、これから化学を勉強する人はぜひ活用してください。
今回はそんな『リードLightノート化学』について、詳しい特徴や学習方法のポイントをご紹介します。
講義部分と問題部分に分かれていて、解説もわかりやすいのが特長
『リードLightノート化学』は一般的な大学入試向けの化学の問題集と比べると、コンパクトで取り組みやすいボリュームとなっています。しかも、覚えておきたい基本的な知識について解説してある講義部分と、具体的な問題を通じて内容を理解するための問題部分に分かれているのが特長です。
まずは基本的な知識を理解した後に、入試で出題されるような具体的な問題形式で演習することで、化学を学習するのが初めての人でも無理なくステップアップしていくことができます。また問題部分の解説も丁寧に書かれているので、なぜそのような解き方になったのかわからず困ってしまうということもありません。
いきなり難しい問題集に取り組んでしまうと挫折しやすいですが、『リードLightノート化学』で勉強を始めればつまずくことなく学習が可能です。なお、もし『リードLightノート化学』の講義部分の解説で分からないところがある場合は、より詳しい講義系の参考書を使って理解を深めておくようにしましょう。
『リードLightノート化学』と『化学の必修整理ノート』の違いや使い分けの方法
大学入試の化学に関する基本的な知識が網羅された教材として、『リードLightノート化学』のほかに『化学の必修整理ノート』が挙げられます。扱われている問題の難易度が似ている2冊の教材ですが、内容構成や学習方法に違いがあるため注意が必要です。
問題のボリュームは『リードLightノート化学』の方が多く、計算が必要な演習問題がたくさん扱われています。一方で『化学の必修整理ノート』の方は問題数が少なく、基礎的な用語の暗記が中心です。
おすすめの使い分け方としては、基本知識の暗記を重視する人は『化学の必修整理ノート』を使い、 幅広い問題にチャレンジして計算問題も解けるようにしたい人は『リードLightノート化学』を使うという方法になります。ただし、『リードLightノート化学』は問題の量が多いため、本番までに時間が残されていない人は『化学の必修整理ノート』で基本を押さえた後に、『リードLightノート化学』の計算問題だけを練習するという形で効率的に学習を進めていきましょう。
『リードLightノート化学』で基本をマスターした後は過去問演習もお忘れなく
『リードLightノート化学』で大学入試の化学の基本を身につけた後は、過去問やさらに難易度の高い問題集を使って練習量を増やしておくようにしましょう。化学の問題は実験の条件設定などを変えて様々な形式で出題されます。
見たことのないような問題に対応するためには、たくさん問題を解いて経験を積んでおくことが必要です。まずは『リードLightノート化学』に載っている問題を何周も繰り返してマスターした後、見たことのない初見の問題を解く練習へと移行していってください。特に自分が受ける大学の過去問は可能な限り過去のものまで遡って解くようにしましょう。
また、共通テストを利用する人はセンター対策向けの教材も別途、用意しておくのがおすすめです。共通テストの化学の問題は癖が強いものが多いので、出題形式に慣れておかないと時間内に解くことができません。化学で高得点を取って受験を有利に突破したい人は、共通テスト向けの過去問集などを使って実力をアップしておきましょう。
まとめ
今回は化学の基本的な問題から応用的な計算問題まで幅広く網羅した問題集『リードLightノート化学』についてご紹介しました。この問題集は、化学で覚えておきたい知識や計算が厳選されて収録されているので、一冊きちんと仕上げるだけで一般的な私大の入試対策は完了します。
これから化学の学習をスタートする人は、ぜひ『リードLightノート化学』に掲載されている基本知識を暗記し、計算問題を繰り返し解いてください。この教材で基本知識が固まったら、あとは志望する大学の過去問演習で経験値を積んでいくのが大切です。
なお、同じような基本レベルを扱っている問題集として『化学の必修整理ノート』 という教材がありますが、こちらは問題のボリュームが少なく用語の暗記に向いている構成となっています。『リードLightノート化学』の方が扱われている問題や計算練習が多いので、時間がある人は『リードLightノート化学』を使って網羅的に学習を進めて行くのがおすすめです。
今回ご紹介した情報を参考に、化学の基本知識をスムーズに身につけていってください。