[理系大学受験]化学の新演習

受験において、一口に化学を対策するといっても、求められるレベル感は志望大学によって変わります。

そのため、自分の志望校はどのレベルまで求めらっれるのかを把握したうえで参考書選びを行うことが重要です。

今回は、最難関大学の入試で化学を得点源にしたい人におすすめな「化学の新演習」という参考書の特徴やレベルなどを紹介します。

ぜひ自分に合った参考書選びにお役立てください!

「化学の新演習」の詳細情報

「化学の新演習」は東京大学や京都大学、医学部といった最難関の入試に挑戦する人の中でも、特に化学を得点源にしたい人におすすめな参考書です。

それほどまでに難しくマニアックな内容を取り扱っているので、選ぶ際には慎重に見極めましょう。

タイトル 理系大学受験 化学の新演習 化学基礎収録
著者 卜部吉庸
ページ数 544ページ
レベル 東大・京大レベル
参考価格 1,870円(税込)
章構成
  • 第1編 物質の構造
  • 第2編 物質の状態
  • 第3編 物質の変化
  • 第4編 無機物質の性質
  • 第5編 有機物質の性質
  • 第6編 高分子化合物

・具体的なオススメポイント
大学で習うような難易度の問題も収録されており、マニアックな問題に対応できる

・注意点
「化学の新研究」という講義系の参考書とセットのため取り組むには膨大な時間がかかる

「化学の新演習」はどんな人におすすめ?

「化学の新演習」がおすすめな人を以下のようにまとめました!

  • 東京大学で化学を得点源にしたい人
  • マニアックな問題まで得点を取りたい人
  • 慶應義塾大学医学部、京都大学医学部、東京大学理科三類を目指している人

「化学の新演習」のレベルはどれくらい?

参考書選びにおいて、自分のレベルと参考書のレベルが合っているかを判断することはとても重要です。

「せっかく買ったのに参考書が難しすぎて全然解けなかった」という事態を防ぐためにも事前に情報を集めておくことをおすすめします。

そこで、この部分では「化学の新演習」のレベルをご紹介します。

「化学の新演習」は東京大学や医学部志望レベル

化学の新演習のレベルは東京大学などの難関大学レベルで、他にも医学部を目指している人向けの参考書です。

しかし、東京大学や医学部を目指している人の中でも、化学を得点源にしたい人や特定の医学部(上記参照)を目指している人以外にとっては優先度の低い参考書となっています。

そのため、使うかどうかの判断は慎重に行うようにしましょう。

「重要問題集」を完璧にできた人向け

「化学の新演習」は非常に難しい内容となっているため、ある程度の実力がないと手も足も出ない参考書です。

そういった事態を防ぐための指標として、化学の「重要問題集」レベルの参考書を完璧にすることが挙げられます。

そのぐらいの実力があれば「化学の新演習」に取り組んでも問題ないでしょう。

「化学の新演習」の特徴

超難関大志望以外は優先度が低いとまで言われる「化学の新演習」。

そんなレベルが非常に高い「化学の新演習」はどんな参考書なのでしょうか?

そこで、この部分では「化学の新演習」の特徴を3つ紹介します。

問題の難易度が非常に高い

この参考書に出てくる問題は331問で、入試に特化したものとなっています。

理論化学・無機化学・有機化学の重要な点が全ておさえられており、この参考書を制覇したらどこの大学の入試でも怖くありません。

また、問題の難易度がそれぞれ星の数で三段階に表されているので、自分の実力を測りながら進めていくことができます。

姉妹本である「化学の新研究」とセットで使うと◎

この「化学の新演習」には「化学の新研究」という講義系の参考書が姉妹本として存在しており、この2冊を一緒に使う受験生も多いようです。

しかし、「化学の新研究」には大学で学ぶ範囲まで書いてある場合もあり、内容が非常に高度となっています。

そのため、内容を理解するためではなく、理解したことを確認するように使うことがおすすめです。

解説が簡潔

「化学の新演習」の特徴の3つ目は、解説が簡潔であるという点です。

そのため、発展的な問題をある程度解ける力を持っていないと理解することが難しい可能性もあります。

しかし、発展的な問題に対する下地ができている人にとっては端的で使いやすい参考書であると言えるでしょう。

「化学の新演習」の使い方

「化学の新演習」の使い方を以下のようにまとめました。

ここにあるのは1例ですので、自分に合ったやり方で効率的に学習していきましょう。

また、化学の「重要問題集」レベルの参考書を完璧にさせている人向けの使い方なので、まだの人はそちらに取り組みましょう!

  1. 問題集を1周する(解説を理解すること優先)
  2. 全問題をさらに2周する
  3. 解けない問題のみを解き、解けない問題がなくなるまで繰り返す

「化学の新演習」を使う際の注意点

参考書はただ闇雲に解き続ければ良いというものではありません。

気を付けるべき点に注意しなければ、効率的に学習できる参考書での勉強がかえって非効率的な学習になってしまう可能性があります。

そこで、この部分では「化学の新演習」を使う際の注意点を紹介します。

膨大な時間がかかる

「化学の新演習」は「化学の新研究」と共に使うことが推奨されており、全てを1から理解しようとすると膨大な時間がかかってしまいます。

そのため、なるべく時間をかけたくない人はこの参考書に手を出さないことがおすすめです。

ハイレベルな問題集や過去問を全て解き終わってさらに高いレベルを求めている人はぜひ取り組んでみて下さいね。

難しい場合は前の参考書に戻る

特徴で挙げた通り、「化学の新演習」は解説が簡潔になっています。

そのため、ある程度下地が整っていないと解説を理解することが難しいです。

解説が理解できなかった場合は、「化学の新演習」より少し易しいレベルの前に使っていた参考書に戻って理解を深めるようにしましょう。

「化学の新演習」の口コミ・評判は?

参考書選びにおいて、口コミや評判を参考にする人も多いのではないでしょうか?

この部分では「化学の新演習」に関する口コミや評判をご紹介します。

「使おうか迷っている」という方は参考にしてみてくださいね!

「化学の新演習」の口コミ・評判

化学についてスゴく詳しく書いてあります

理工学部・医療系を受験するのには持ってこいでしょう

学生時代お世話になりました

引用:Amazonレビュー

化学の初心者に説明するために購入しましたが内容のレベルは高く、大学で化学科の学生の参考書にもなると感じました。

引用:Amazonレビュー

なんでも書いてある。ただ、問題を解きながら初見で少し解き方を見ようかな、とかだとこちらは少し情報が多すぎる。その場合は教科書などの簡潔な教材がオススメです。
こちらは、その段階後終わってある程度見て、問題を解いてさらに深めたことを知りたい場合に本領発揮すると思います。
こちらと、新演習と標準演習をやるのがオススメです。
大学にもよるので1度調べてから購入するのがいいですよ。

引用:Amazonレビュー

塾無し、自力で大学受験に必要なものは自分でチョイスして購入。分かりやすい。

引用:Amazonレビュー

息子に頼まれて購入しました。理系大学の受験によいと先生に勧められたようです。

引用:楽天ブックス

医学部や難関大学の入試対策に!「化学の新演習」の特徴や使い方、口コミ・評判は?|まとめ

今回は、「化学の新演習」についてご紹介していきましたが、いかがだったでしょうか?

「化学の新演習」は非常に高難度な内容を扱っているため、東京大学で化学を得点源にしたい人など特定の人以外が取り組むとオーバーワークになってしまう可能性のある参考書です。

しかし、その分力がつくことは間違いないので、該当する人はぜひ挑戦してみてくださいね!

また、取り組む際は膨大な時間がかかること、難しい場合は前の参考書に戻るなどのことに注意しながら進めると良いです。

自分に合った参考書を用いて志望校合格を目指していきましょう!

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