
科目 | 生物 |
出版社 | 旺文社 |
目的 | 生物問題演習 |
対象者 | 生物の基礎が身についている人 |
難易度 | MARCH、関関同立レベル |
分量 | 288ページ |
使用期間 | 高三11月ごろまで |
ジャンル | 生物問題集 |
・具体的なオススメポイント
MARCHや関関同立など有名私大レベルの演習ができる
・注意点
内容は基礎レベルではないので、1冊目としては取り組まないこと
東大・京大や早慶など難関大学の生物対策を仕上げるための1冊『生物 標準問題精講』
今回ご紹介する『生物 標準問題精講』は、東大や京大、早慶といった難関大学のハイレベルな生物対策の仕上げとして使える問題集です。
タイトルに「標準」と書かれていますが、難易度は標準的というよりもむしろ難しいものとなっているので注意しましょう。生物の基本的な知識を覚え、問題が解けるようになり、志望している大学の過去問対策が済んだ後に、さらに問題演習を積み重ねたい人におすすめです。
標準問題精講シリーズは、厳選された問題数に対して、十分な量の解答解説がわかりやすく書かれているのが特徴となっています。『生物 標準問題精講』も、解説で紹介されている周辺知識のボリュームが多い問題集です。今回はそんな『生物 標準問題精講』について、詳しい内容や学習方法のポイントについてご紹介します。
生物の実力を完璧に仕上げたい人は是非参考にしてください。
論述や記述問題を含む生物の難しい問題が厳選されている
『生物 標準問題精講』では、 生物で問われる難しい知識問題だけでなく、考え方や記述方法をしっかり分かっていないと解けない論述問題も扱われています。
生物の大学入試問題は、私立と国公立で傾向が異なっており、私立では細かい知識暗記問題が重視され、国公立では技術や論述問題が重視されるのが特徴です。
『生物 標準問題精講』では、その両方のタイプの難問が掲載されています。国公立や医学部などの生物の入試問題では、単に知識を覚えているだけでは解けず、考え方のプロセスや記述式の答案を時間内でまとめる練習が必要です。
『生物 標準問題精講』では、最難関大学の国公立でも対応できる記述論述問題が練習できるので、難関大学を目指す人におすすめの内容となっています。私立大学を受験する人でも、『生物 標準問題精講』に載っている記述形式の問題を解いておくことで、難しい条件設定の問題でも読み解く力が身につくためおすすめです。
ただし、問題のボリュームは決して少なくはないため、時間に余裕がなければ自分が受ける大学の出題傾向に合わせた問題だけをピックアップして解くようにしてください。
解説は詳しく、周辺知識も含めて充実した内容
難関大学レベルの問題演習ができる『生物 標準問題精講』の特徴として、解説が充実していることが挙げられます。単に問題の答えを出すための方法だけでなく、問題文のどのようなポイントに着目して考えれば良いのかといった思考プロセスや、関連する周辺知識も含めた情報が載っているのが特徴です。
問題数が厳選されている都合上、生物のすべての範囲の難問が載っているわけではありません。ただし、解説で紹介されている周辺知識まで含めてしっかりとマスターしておけば、どの分野から出題されても十分に対応できる実力が身につきます。
『生物 標準問題精講』を使って学習をする場合は、問題を解けるようにするだけではなく、解答解説に載っている情報もきちんと理解していくようにしましょう。
ハイレベルな問題集なので、過去問対策後に余力がある人が取り組むのがおすすめ
『生物 標準問題精講』はハイレベルな問題集のため、生物の対策に時間をかけられる人が実力を仕上げるために使うのがおすすめです。
一つ一つの問題の難易度が非常に高く、問題を解くためにそれなりの時間と労力が必要になるため、志望する大学の対策が十分に整っていないうちにこの問題集をに手をつけてしまうと、本番までに間に合わなくなってしまうリスクがあります。
『生物 標準問題精講』はあくまでも実力を仕上げるための最終教材として使うようにし、過去問対策後に予約がある人が取り組むようにしてください。生物基礎や生物の基本的な知識を身につけ、『重要問題集 生物』などのスタンダードな問題集を解いた後、志望大学の過去問に取り組みましょう。
その後、さらに問題演習を積み重ねたい人は、『生物 標準問題精講』を使って知識や考え方を磨いていくようにしてください。
なお、生物の難しい問題集は数が限られているため、生物が得意な人であれば必然的に『生物 標準問題精講』まで勉強を進めることになるでしょう。
ただし、絶対に解いておかなければ合格できないという教材ではないため、自分の実力に合わせて学習するかどうかを決めるようにしましょう。
まとめ
今回は、最難関大学レベルの問題演習ができる『生物 標準問題精講』についてご紹介しました。この教材は、国公立大学や医学部のハイレベルな生物問題の対策ができます。
私立で問われるような細かい知識問題から、国公立入試で問われるような記述論述対策まで一冊で演習できるのが特徴です。また、問題数が厳選されている分、一つ一つの問題に対する解説が手厚くなっています。
解説では、問題を解くために必要な知識だけでなく、周辺知識や考え方についても説明されているため、これらを全てマスターすることで幅広い単元の実力を身につけることが可能です。
生物の過去問演習まで一通り終わった人で、更に難しい問題を解いて実力をアップしていきたいという人は、ぜひ『生物 標準問題精講』を使って学習を進めていくようにしてください。
今回ご紹介した情報を参考に、生物で高得点を取っていただければ幸いです。