英文法の参考書・勉強法

<英文法>

英文法の勉強法

文法は文法問題を解くためと、構文と長文の解説の理解や考え方を身につけるために解いていく。
そのため、まずは分野がはっきりしている問題集を使い、仮定法とは何か、どういった問題が出てくるのかというような全体像をつかみ、問題を解けるような勉強法にしていく。
ネクステージを解いている段階では、単純な暗記になってしまう問題も一部出てしまいかねないが、この時点で無理に完璧に理解しようとして先に進まないということが無いように気を付ける。
文法問題では、問題に正解にすることと、なぜそれが正解になるのかという根拠を言えることが基本となる。
根拠については、暗記するだけの事柄もあれば、問題の見方であったり、紛らわしいものの区別であったりさまざまであるが、基本的には即判断ができるものである。
解説ページや講義用の英語参考書を完璧に覚えておくなどということは、少なくとも基礎の段階では必要ではない。
英文法ファイナル問題集などにはいってからはその文法事項がランダムで出てくるので、より解答の根拠をはっきりさせる必要はあるが、文法事項そのものはネクステージに書いてある知識である。
一通りの知識を覚え、その上でランダム形式でさまざな種類の文法問題を解いていくことが文法の英語勉強法である。

正誤問題について

正誤問題は、文法問題の中でも非常に難易度の高い問題である。
特に、早稲田などの最難関レベルまでいくと、間違えがない出題パターンもあるので、中途半端な知識では解けない可能性が高い。
正誤問題を解くためのコツは、下線が引かれている部分の判断基準が何かを知ることである。
正解か、間違いかの判断以前に、その部分は何の知識を聞いているのかを判断することを普段の勉強から心がけておくとよい。
「1つの正誤問題につき、問われるポイントが4つ」という設問もある。
正解だけしか目を向けていない場合とすべての下線部の判断ポイントに目を向けている場合とでは、全く完成度が異なるので、しっかりやりこもう。

会話表現について

会話の基本的な問題はネクステージで対応するので、ネクステージで解けるレベルの問題であれば、全員解くので気にしないでよい。
長文の会話問題については、分野別の問題集で対応し、解き方を学習していく。
会話表現は独特なものが多いが、周りの内容がしっかり読めていれば、正しい答えを導くのはそれほど難しいものではない。
会話表現を苦手とする受験生は、まず周りの文章をしっかり読めているかを意識しておこう。

整序問題について

整序問題は、苦手とする人が多い文法問題である。
整序問題は、文法の問題の中では難易度が高いものではあるが、そもそも何を聞いている問題なのかをよくわからないまま解いている生徒が多い。
整序問題は問題を解き慣れ、正しい形を覚えて置くことが重要なので、解いた問題を音読して正しい形で並べないと違和感を感じるように練習をしておくとよい。
文法事項そのものは四択の問題と変わらないので、基本知識がない場合には基礎の問題集から確認しておこう。

文法の勉強がうまくいかない場合の大学受験 英語・勉強法チェック

①詳しく覚えようとしすぎている

目的を理解しておらず、時間をかけすぎてしまっているというパターンである。
特にネクステージなどをやっている際に解説ページを丸暗記しようとしたり、講義用のFORESTを隅から隅まで完璧にしようとしてしまう生徒に顕著に見られる。
英語の参考書は、その参考書ごとに目的としている事柄があり、基礎の問題集には基礎なりの、難しい問題集には難しいなりの目標があるので、まずはそれをブラさずにやっていくことを心がけよう。

②アウトプット用の英語問題集をインプット用と同じように解いている

初見の文法問題がいつまでたっても解けないという生徒に多いのがこれである。
特にランダムになると解けないという場合には、毎回単元毎に文法事項を覚えていて、自分で考えるという習慣がついていないためにおこる。
英文法ファイナルなどの問題集は、まず自分で考えどうやって解答を選ぶかということを試行錯誤する必要がある。
これを怠り、わからなかったらすぐに解答を見て覚えたら終了という形でやっていると、せっかくの実戦演習の機会がただの暗記で終わってしまう。
インプットにはインプットの、アウトプットにはアウトプットの用途があることを理解して、英語の参考書を使い分けよう。

③分野で整理が出来ていない

文法の問題が一問一答の覚え方になっている受験生がこれにあたる。
例えば、仮定法や関係詞といったテーマごとに気にするポイントというものがある。
これは分野ごとによるクセであり、これがわかるかどうかで問題の難易度は大きく変わる。
ただ問題を丸暗記して解けるようにしているだけでは、いざ自力で考えるという時に全く思いつかない可能性があるので、分野ごとにどういう問題が出てきて、どこを根拠に考えればいいのかを考える習慣をつけておこう。

④問題の答えを数字で覚えてしまっている

いわゆる意味のない暗記の典型である。
確認テストを突破するためだけに勉強し、問題の解答の数字で覚えてなぜ正解なのかはまったくわからないというパターンである。
この覚えかたは全く意味がないので、即座に修正する必要がある。
普段の勉強の心がけとしては、解答を4択問題でも数字ではなく、単語で答えられるようにしておくことが重要である。
本番入試のために勉強しているという意識を常に持っておこう。

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