勉強時間ってどれくらい取るべき?

【相談】

最近勉強時間を毎日5時間くらいはとるようにしているんですが、やることについて困っています。
今の時期はどの教科のどんなことをやるのがいいのでしょうか?また、それは毎日まんべんなくやるほうがいいですか?それとも、この曜日はこれと決めたほうがよいのでしょうか?
ぜひとも返事をお願いします。

【お返事】
なるほど。そういう部分って迷いますよね。
では、具体的に話していきたいと思います。
勉強というものは、正直なかなか結果が出ないものです。授業を受けているだけでは偏差値なんか伸びませんし、あれこれと参考書に手を出して中途半端にこなしても伸びません。腰を据えて、これだと思うものを徹底的に「一冊を完璧に」したとしても偏差値が伸びるか伸びないかわからないくらいなのです。
予備校の授業でも、学校の授業でも、使用しているプリントなり、テキストを完璧にすることによって偏差値が上がる、実力がつくという原理は変わりません。(予備校や高校はペースが遅く、無駄も多いので伸びにくいですが。)
では、そんな「一冊を完璧にする」というのは、だいたい各教科何時間ぐらいかかるのか?という話なんです。
仮に、毎日30分の英語の勉強をしたとしましょう。30分ではどのくらいの範囲が進めるかというと、おそらく単語でいえば1日50個、英文法ならできても1単元だと思います。毎日50個英単語を覚え、1週間に復習の日も用意して、毎週200個のペースで進んだとしたら、2000個の英単語を1周完璧にするだけでも10週間かかります。10週間で終わればよくない?っておもうかもしれませんが、10週間で2000個はかなりまずいです。なぜなら、そんなに長い期間で覚えようとしたら、10週間も初めの単語をやってからたっているわけで、確実に前のほうの単語は忘れています。だから、毎日30分、1日50個、10週間なんて言うペースだったら、偏差値は上がらないのです。覚えても覚えても忘れるはずですから、全く勉強していないのと同じことになります。
こういう話をすると「いやいや、毎日30分以上は勉強するから大丈夫ですよ。」っていう生徒の声が聞こえてきそうですが、きっと全国の受験生で私が書いたことを実際にやってしまっている人は数多くいるはずです。自分では気付いていないかもしれませんが、無駄な勉強を絶対にしているのです。また例をあげます。
今回メールをくれた方は「毎日5時間勉強している」ということだったので、ある月曜日から水曜日までの勉強時間の割り振りを次のようなものだったとしましょう。

(月) 単語30分 文法30分 構文解釈30分 長文30分 日本史書き込み教科書1時間 現代文の予習復習1時間 古典文法30分 古文単語30分
(火) 日本史の文化史の勉強 1時間 長文1時間 英作文1時間 現代文1時間 古文1時間
(水) 学校の予習 1時間 予備校のテキストの復習2時間 単語1時間  現代文の語句の暗記1時間

これをみて、どう思いますか?
「毎日しっかり5時間やってる俺、えらい!」って思うかもしれませんが、こういう勉強をしていると、偏差値は絶対に伸びにくいです。
なぜなら、どれも中途半端になっており、このようにやっていれば、いつまでたっても何も完璧にならないことが目に見えています。
何かを覚えるということは、少なくても継続的に毎日2時間程度の量をこなさないと身につきません。
2時間はやらないと、忘れる量のほうが多くなります。いろんなものをやればいいというわけではありません。
私はよく、受験相談に来た生徒に「1ヶ月間、英単語と文法しかしなくていいから完璧にしてきて」と言ったりします。
そして1か月後にやってくると、その英単語と文法しかやってないのに完璧になっていない生徒が半数以上です。
それだけ、何かを完璧にするというのは絞っても難しいことなのです。ですから、絞らなければ相当難しくなります。
5時間しか勉強時間がとれないなら、2教科にしぼって偏差値を上げにかかったほうがいいでしょう。あれこれやっているとどれも中途半端になります。徹底的に絞ってやっても一冊を完璧にするのは難しいのです。進学校の生徒→元の頭のいい生徒はいろいろなものに手を出しても、なぜか覚えてたりしますが、そういう生徒以外はしっかり絞る。1つずつ狙いを定める。
「今週はこれしかやらないぞ!」とか「今月は絶対にこの2冊だけは完璧にするんだ!」など、そのくらいのペースでやりましょう。
あれこれやらなきゃっていう気持ちはわかりますが、毎日30分程度の勉強では何も残りません。気をつけてくださいね。

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