【厳選記事!】受験の132技

■受験の132技とは?■

正しい読み方は受験の一冊技(いっさつわざ)と読みます!これは武田塾のキャッチフレーズとして、後楽園の駅看板などでご存知の方も多いとおもいます。この「受験の一冊技」は多くの受験生を実際に救ってきたすごい技なんです。
武田塾は大手予備校のように成績のいい生徒ばかりを集めるのではなく、できない生徒を逆転合格させる塾として多くの生徒に支持されてきました。
前々から予備校や高校ができる生徒ばかりを優遇したり、合格実績を水増ししていることを指摘し、普通の生徒でも逆転合格できる環境を整えたい一心で武田塾は設立されました。
その成果が認められ、2007年の8月にはフジテレビのとくダネにも取材されました。
進学校ではない生徒、予備校では伸びなかった生徒ばかりが集まった武田塾で早稲田、慶應、日本医科大学医学部などの合格者を出しました。
一学期から在籍していた早慶志望者は100%合格、河合塾全統記述模試で全国3位を記録、10月に入塾したのに同志社に合格、11月に入塾したのに日本大学薬学部に合格など、様々な逆転合格を生み出してきました。これはすべてこの「受験の一冊技」を駆使したから。
これから簡単に受験の一冊技の概要をご説明します。まず、132技は「1」「3」「2」のそれぞれ3つ技術から成り立っています。

後楽園の看板!
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132技の「1」
■一冊を完璧に。■
完璧な一冊

参考書やテキストにおいて、その内容から出題し、答えられない問題などが無い状態のものを「完璧な一冊」といいます。
目の前に青チャートがあったとして、そこに掲載されている問題をどこから出題しても正解できる受験生がいれば、その生徒の偏差値は優に60を越えていると思います。
たった一冊だけでも、青チャートが完璧だったらそのくらいの偏差値はいくはずです。
また、日本史の一問一答においてどこから出題されても正解の語句・年号を答える生徒がいればその生徒も偏差値60を越えているでしょう。
しかし、「このテキストはどこから出題されても答えられます!」と自信を持って言えるものがある受験生は極わずかです。
いままで人生において、小学校、中学校、高校、塾・予備校において大量の教科書・テキスト・参考書を解いてきたと思いますが、それらは「解いた」だけであり、完璧に「解ける」ようにはなっていないんです。
つまり、極論でいえば、全てやりっぱなしの状態になっています。
完璧な一冊になっていないから、一冊を完璧にしていないから、偏差値が上がらないのです。完璧にしていたら一冊でもものすごい実力がつくはずですから。

完璧な一冊はなぜ重要なのか
単語帳を10冊やった、問題集を5回解いたといっても、このことに意味はあまり無いことにみなさんはお気づきでしょうか。
参考書を10冊やっても、5回解いても、その単語帳や参考書から出題して、訳を言えたり問題が解けなければ意味はないのです。
多くの受験生は英語の学習を単語や文法から開始しますが、高校で英文法を習わなかったのかな?と私はおもいます。
どの学校でも英文法の授業があり、そこで英文法の全範囲を一通りは全て習っているはずです。
しかし、多くの受験生は英文法ができていません。
学校で英文法を習ったはずなのに、できないのです。
その理由は、学校で使ったテキストも教科書も習いっぱなし、解きっぱなしにしているからです。
もし、習った英文法のテキストから問題を出されて全て解けるようになっていれば、受験の英文法の大部分は完成していたかもしれません。
数学も同じです。授業で一通り教科書レベルの問題を習ったり、解いたりしているはずなんです。
しかし受験勉強は教科書レベルから開始する生徒が多いです。
これも結局、教科書の問題が身にいていないから、完璧になっていないから起きる現象です。
みな、授業を受け、問題を解き、なんとなく定期テストを乗り切っているだけで、完璧に身に付けた一冊というものがある生徒は全然いません。
学校のテキストでも教科書でも、なんでもいいので完璧な一冊があれば相当な知識が揃うのに、授業を受けただけ、問題を解いただけで完璧になっていないんです。
もし英語の文法のテキストでも、教科書でも完璧な一冊があればそれだけでかなりの実力がつくんです。

予備校のテキストや参考書は大丈夫か?
学校で習ったはずの英文法、数学の問題が解けないひとが多いという話をしました。
では、そんな受験生が予備校にいったとしましょう。
そのとき、その生徒は学校の授業は身につかなかったのに、予備校のテキストだけは、完全に身につけることはできるのでしょうか?
学校で学んだものは復習できていないのに、予備校のテキストだけをしっかりと復習し、そこに載っている問題や知識を自分のものとし、完璧な一冊を作り上げることはできるのでしょうか。
この答えは99%NOです。
授業をとるということは、その内容がわからないから、解けないから授業を受けるわけなんですが、授業を受けた後でも、そのテキストの内容が解けるようになっていないのです。
テキストに掲載されている問題を解けない生徒が、解けるようになるために授業を受けるのですが、授業を受けてもまた解けない状態なのです。
これでは全く進歩がありません。
これでは英文法を身に付けられなかった学校の授業のように、予備校の授業も無意味です。
授業を受けた、集中した、予習した、何回解いたというのは問題ではなく、結果として、そのテキストが完璧になっていなければ授業を受けた意味はなかったと言っていいのです。
授業を受ける前、解けなかったものが、受けた後も解けないのに何の意味があったのかということなのです。。
後で詳しく書きますが、学校や予備校は勉強の一段階目の「理解」しかさせてくれないのです。
むしろ、「理解」させてくれることすら怪しいところなのです。
二段階目の「再構築」、三段階目の「記憶」はそれぞれにまかされているため、完璧な一冊になるまでたどり着かないのです。

132技の「3」
■三段階の学習法■

勉強の三段階
勉強には3つの段階があると武田塾では考えています。
この考えこそ武田塾の指導理念であり、運営会社のA.ver(エイバー)の社名の由来です。
この「勉強の三段階」についての説明をしていきたいと思います。
授業を受けただけでは意味が無いということがここまででわかってもらえたと思いますが、ここでどうやって完璧な一冊を作り出すかが問題になります。
その方法は「理解・再構築・記憶」という「学習の三段階」というものを理解してもらわなければならなりません。
偏差値を上げるためには授業だけ、問題を解くだけ、復習をするだけでは足りません。
この三段階全てに配慮した勉強が必要なのです。

ドイツの心理学者であるエビングハウスが発表した「忘却曲線」という言葉をご存知でしょうか。
この忘却曲線とは人間の記憶は時間が経過するにつれて指数関数的に減少していくことを示す「長期記憶の忘却」を意味しています。

また、単に忘却といっても心理学的には
1、知識を記憶する時にきちんと覚えこんでいないという「記銘段階での失敗」
2、知識自体は覚えているが、うまく思い出すことができない。何らかのきっかけを与えると思い出すことができる「想起段階での失敗」
3、知識を思い出すことができない「保持段階での失敗」
の3つが挙げられます。

このような忘却曲線によって説明される「時間と記憶との関係」と、心理学的に分類される「忘却の仕組み」から効果的な学習法とは何かを突き詰めて以下の方法論に至りました。
勉強においてある事象を正確に把握し(理解)、その把握した情報を自分の頭で組み立てて覚えこむ(再構築)。
きちんと覚えこんでも時間の経過とともに著しく減少していく記憶を理解した時に近い状態に保つため、想起段階での失敗による忘却(再構築可能な忘却)状態にある知識を何度も何度も復習することで覚えこむ(記憶)。
この一連の作業により長期的な記憶が得られると考えています。
このような方法で確実に1冊の参考書を完璧にしていくことで得られる知識こそ本当の学力であると考えます。

次に、3つの段階を具体的な例を用いて説明していきたいと思います。

1理解
学校や予備校の世界史(日本史や政経など他の社会科の教科で考えても構いません)の授業を思い出してみてください。
その授業では、先生が黒板を書きながら、その時代の流れや語句の説明をしてくれると思います。
そしてみなさんはその流れを聞きながら、黒板をノートに写すと思います。
私はこの段階を「理解」の段階、「わかる」段階だと考えています。
しかし、ここでわかったからと言って、成績が上がるかと言うとそうではないと思います。
もし、この授業を聞くだけで成績が上がるのであれば、みなさんは定期テスト前には勉強しなくても平気だったはずです。
授業だけで点数が取れるなら、テスト前に必死で勉強なんかしないと思うのです。
ですから、

この「理解」の段階では成績は上がらないと考えて欲しいのです。

2再構築~演習し、組み立てること~
では、どうしたら成績が上がるのかというと、そのノートを暗記することだと思います。
ノートに赤ペンを引き、シートで隠し、重要語句や流れを隠されても言えるようにするのです。
×をつけながら全問正解にするのです。
そうすれば、ノートを丸暗記した状態になりますから、定期テストや模試は怖くないと思います。
頭にノートが入っていれば相当な偏差値を叩きだせるということはみなさんもわかっていただけると思います。
また、これはノートを覚えると言うことだけではなく、問題集を解くことでも代用できます。
習った範囲の穴埋め問題集を全問正解にすれば、ノートを覚えたことと同じ効果がもたらされると思います。
(この方がやりやすいですが、偏差値としてはノートの方が上がるかもしれません。)

このノートや問題集を覚える段階を「演習」の段階、ひとりでやってみる段階、授業内容を組み立てる段階だと考えています。
教師が黒板に書いてある語句の意味がわかっても、テストでなにも見ずに、その語句やその説明、流れを書くことができなければ点数にはなりません。
ですから、この「演習」の段階で、全問正解にすることによって成績は上がるのだと思います。

授業だけ、理解だけでは成績は上がりません。
もし上がるなら、同じ授業を受けていたクラスのみんなに成績の差はさほどないのではないでしょうか。
しかし、現実は同じ教室に偏差値75の人から35の人までいるはずです。
それはノートを覚えたか、ひとりで何も見ずに語句を答えられるようにしたかという差だと思うのです。

3記憶~復習し、完全定着させること~
三段階目は、「演習」の段階で全問正解にしたことの復習を繰り返して、「完全定着」を図ることです。
一度全て解けるように、言えるようにしたとしても、また忘れてしまうので、その復習を欠かせないようにし、その復習のたびに×をつけ、言えなかったものを解き直し、全問正解にすべきです。
学習内容を毎回100%解けるようにすることを繰り返すことによって、記憶の忘却の部分が減少していきます。
ですから、三段階目は「復習」であり、「完全定着」を図る段階であり、入試まで知識をキープしておくための段階だと考えます。

学習した時期からある程度の間隔をあけて知識を完全忘却する前に、つまり想起段階での忘却状態で復習を繰り返し行うことでより強く記憶を定着させることが可能であると言えます。
この段階こそが学習計画表の根幹をなしていて、計画表では最低3回の復習を一定の間隔をあけて行えるように組まれています。
また、定着度によっては3回以上の復習も必要となってきます。

132技の「2」
■二段階目の重要性■
学習の3段階は「理解」「再構築」「記憶」だと書きました。
しかしその中でも特に「再構築」が重要であり、その重要性をどの予備校も教師も伝えておらず、教育界のタブーとなっていることを私は危機感を覚えています。そのため、次の例を考えてみてください。

奥さんAは毎日のようにおもいっきりテレビを見て、みのもんたの健康法にものすごく納得し、その方法をいつもしっかりメモしています。
奥さんBはおもいっきりテレビはそんなに観ませんが、毎日ココアを飲んでいます。
さて、奥さんAと奥さんBはどちらのほうが健康でしょうか?

私は奥さんBだとおもいます。その理由は、奥さんAは毎日おもいっきりテレビは観ているものの、健康法を実践しているかわかりません。
しかし、奥さんBはおもいっきりテレビは見ていませんが、健康法を実践しています。
だから結局健康になるのです。
おもいっきりテレビを観ているだけ、みのもんたの話を聞いているだけで健康になるでしょうか?
そんなことはありませんよね。
そうだったらあるある大辞典を観ているだけでダイエットに成功するようなものです。
そんなことはありえないのです。

さて、この話を勉強に置き換えてみます。
同じクラスにA君とB君がいたとします。
A君は授業を大変集中して必死で聞きテスト前は勉強しなかった。
B君はまったく授業は聞かなかったがテスト前コピーさせてもらったノートを必死でテスト前に丸暗記したとします。
どちらの方が定期テストでいい点数を取れるでしょうか?
私はB君の方がいい点数を取れると思います。
なぜなら、A君は理解しただけで、その語句を覚えているかわからないからです。
むしろ、
どんなに授業を集中して聞いたとしても、黒板の語句を授業中に頭に叩き込めるほど記憶力のいい方はまずいないと思います。

つまりこれは
A君はおもいっきりテレビを観ただけ
B君はおもいっきりテレビで紹介された健康法を実践しただけ

ということになります。
つまり、おもいっきりテレビを観ているだけでは健康にならないように、授業を受けただけでは成績は上がらないのです。
家でしっかりココアを飲んでいるのか、家でしっかり語句を覚えているのかが最も重要なのです。

授業で成績は上がらないのです。
授業はみのもんたであり、習ったことを実践するなり、記憶しなければだめなのです。
だからこそ理解で終えることなく、「再構築」が重要になるのです。
「ココアは健康にいい!」と聞いてわかっただけでは健康になりません。
ちゃんと家でココアを毎日飲むかが勝負なのです。
それと同じように日本史の流れや登場人物がわかっただけ、数学のとき方がわかっただけでは偏差値は上がりません。
家でちゃんと復習し自分でできるようにならないといけないのです。

しかし予備校は「授業で成績が上がらない」なんて口が裂けても言えません。
なぜなら予備校はみなさんが授業をとってくれるから経営が成り立っているからです。
参考書も解いただけでは成績は上がりません。
何度も何度も同じ参考書を繰り返し解く必要があります。
しかしそれも参考書が売れなくなってしまうから言えないのですね。

私たちの塾は授業で成績を伸ばそうとしません。
家でちゃんと勉強しているか、再構築されているかを重点に指導します。

毎日10時間勉強する生徒がいたら、1週間の7日間で70時間勉強するはず。
そのうち、授業時間というのはせいぜい多くて10時間です。

授業の10時間
自習の60時間

どっちが大切か。

絶対に自習の60時間なんですよね。
思いっきりテレビを10時間観るのと、ココアを60時間飲むのだったらココアを飲んでいる時間の方が大切です。
(60時間も飲んだら逆効果だとおもいますが、言いたいことを汲み取っていただければとおもいます。)

私たちはその60時間の自習時間で成績を伸ばします。
そして結果として「一冊が完璧」になるのです。
世の中の予備校は授業で成績を上げようとしていますし、みなさんも授業によって成績が上がると思っています。
しかし本当は授業ではなく、自分で組み立てるとき、再構築するときに偏差値が上がることをわかってほしいとおもいます。

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