出来ない受験生『俺、九九を声に出さなくても暗記できるよ!』

この記事では、復習方法をより詳しく解説していきます。

少し難易度が高いので、復習方法全然わからない!という方は

基本的な復習方法の解説はこちら

 

基本的な復習方法を理解した人は先を読んでみてください!

1見るだけ復習

これはあなたもやっていることかもしれませんが、そのやり方、そしてなぜ効果があるまではわからない人も多いと思いますので詳しく書いていきたいと思います。

まず、忘却曲線において、完全忘却まで記憶のレベルが下がってしまうと勉強時間の無駄が生じることについては他の記事でも何度も書いています。
そのため、とりあえず頭の中に「ああ、そういうものがあったな」という風にするだけでも意味があるのです。

だから、勉強時間をそこまで割かなくても、前の範囲をかるく目を通すだけでも、完全忘却(やったことすら覚えていない状況)は防げるため、効果はあるのです。

どんな状況でやるべきで、具体的なやり方、タイミングについて書きます。

例えば

月曜日  1-10 進む A
火曜日 11-20 進む B
水曜日 21-30 進む C
木曜日 31-40 進む D
金曜日  1-40 復習 A~D
土曜日  1-40 復習 A~D
日曜日  1-40の確認(テストの日もしくは調整日)

というように進んでいったとき、火曜~木曜日は絶対にその範囲しか勉強してはならないのかと言ったらそうではありません。
火曜日に軽く月曜日の範囲を見ておく、木曜日の勉強を始める前に軽く月曜から水曜に進めた範囲を確認してから行ってもまったく問題ありません。
その少しの心がけが完全忘却を防ぎ、定着率を高めます。

また、できることなら目を通すという軽い勉強だとしても、まんべんなくではなく、覚えるべきものを重点的に勉強し、効率を上げたいところです。

その方法については記事の後ろの方で書きます。

見るだけの復習は、完全忘却を防ぐために、今日の勉強の範囲ではなくても、簡単に目を通しておく「メンテナンス」の勉強です。
他の教科でもなんでも使えます。

しかしあくまでも「メンテナンス」であり、いきなり目を通すだけでは何も覚えないことを忘れないでくださいね。
覚えるときは徹底的に時間を割き、覚えるまでやること、全問正解になるまでやることが重要です。

一度定着率を100%にし、その%を下げないように維持する勉強方法なのです。気を付けてください。

×をうまく使いこなす

復習の効果的な方法は「忘れたものだけをやる」というのがポイントです。
もし、覚えているものを何度もやっても効果はないのです。

「え~でも、覚えているやつでも忘れてるかもしれないじゃん!」って思うかもしれませんが、 

優先順位が高いのは忘れているものを思い出すことです。

たとえば九九で考えてみましょう。
1の段や2の段はめちゃくちゃ簡単ですから、まず忘れることはありません。でも、忘れる可能性がないかと聞かれればゼロではないかもしれません。

だからといって1の段や2の段を定期的に復習していたらもったいないと思いませんか?
そんなものよりももっと難しい7の段や8の段、もしくは違った勉強に勉強時間を割いたほうが賢いのです。

つまり「よく忘れるもの」と「めったに忘れないもの」の区別を常につけられるようにしないと、勉強時間を効果的に使えなくなってしまうのです。

その区別に便利なのが「×」なのです。

復習の目的、復習の効果的な方法とは何でしょうか?
「参考書(もしくは予備校のテキスト)を完璧な状態を維持する」というのがつまるところ、復習の目的です。わかりやすいので、九九を例えにしてお話していきます。

「参考書(もしくは予備校のテキスト)を完璧な状態を維持する」というのは、九九で言うなら、九九の問題集があったとします。問題集は次のような構成でできています。

1の段は?→
2の段は?→
3の段は?→
4の段は?→
5の段は?→
6の段は?→
7の段は?→
8の段は?→
9の段は?→

こんな問題集あるわけないですよね。笑
でも、こんな問題集があり、すべて九九を言えるようにしたと仮定しましょう。
そして、しばらく時間がたって、忘れているかもしれないので、復習するわけです。
そういう状況だと仮定して話を続けていきます。

完璧な状態を維持する」のが復習の目的ですから、
「忘れているものを洗い出し、それをまた覚えなおし、復習の終了時にすべての問題が正解できるようになる」
という状態になれば復習の目的は達成されます。

でも、受験生が行う復習方法で、一般的なものは次のようなものなのです。

Aくん→とりあえずざっとすべて見て、復習する。

Bくん→忘れてそうなものだけ確認し、覚えてなかったら蛍光ペンを引いてチェックしておく。

Cさん→忘れているのが心配なので、全部の段、とりあえず見たり書いたり声に出し完璧になるまでやる。

みなさん、こんな感じで復習していませんか?みなさんはAからCくんまで、どの方法に勉強方法が近いですか?どの方法が正しいと思いますか?

答えが出たら、Click!

全員復習方法は間違っています。

なぜこの3つの復習方法が良くないのか書いていきます。

Aくん→とりあえずざっとすべて見て、復習する。

Aくんのダメな点は、2点。すべて復習しているところと、見るだけで復習を終えているところです。
1の段や2の段は忘れる可能性も難易度も非常に低いのに、他の段と同じように均等の勉強時間を割いたら効率が悪くて仕方ないです。

さらにツッコミをいれたいのは「すべて見て」と書いてありますが、「見る」だけで覚えられたらこの生徒は天才です。
見るだけで覚えられるんだったら人生の今まで使ってきた参考書、テキスト、教科書、すべて覚えているはずですよね?

でも、忘れてる。つまりそういうことです。

見るだけで復習ができると思うな!というのもツッコミどころです。

Bくん→忘れてそうなものだけ確認し、覚えてなかったら蛍光ペンを引いてチェックしておく。

Bくんも2点、ツッコミしたい部分があります。「忘れてそうな部分だけ確認」と書いてありますが、どうやってそれを判断するんだ?ということです。
「俺はきっと4の段は忘れていそうだぜ!」なんて自分で勝手に判断するんでしょうか?

ひょっとしたら他の段を忘れているのかもしれません。判断基準があいまいなのでそこがまず微妙。

さらに「蛍光ペン」というのが最低です。

蛍光ペンで覚えられるなら、苦労はしません。蛍光ペンを引いたら暗記ができるのでしょうか?あとで覚えられるように、目につくように引くのでしょうか?

仮にBくんが「あとで確認しやすいように蛍光ペン引くんすよ!何が悪いんすか!」と言ってきたら「この場で言えるようになってないのに、あとで確認なんかしてもまた言えないでしょ。この場で覚えても忘れるかもしれないのに、この場で言えるようにしなかったらなんのための復習なの?」と反論します。
蛍光ペンで覚えられると思うのなら、友達に今まで参考書で蛍光ペンで引いた部分からテストをしてもらいましょう。文法の参考書などの解説の部分にみんな蛍光ペンを引いていますが、その知識の部分から問題を出してもほとんどのみなさんが覚えていません。心当たりはありませんか?

Cさん→忘れているのが心配なので、全部の段、とりあえず見たり書いたり声に出し完璧になるまでやる。

Aくんも見るだけ、Bくんも蛍光ペンを引くだけ、そんなんで覚えるわけない!
という突っ込みをしましたが、Cさんの場合、さすが女の子って感じで、全部とにかくいろんな方法をやって覚えるまでやります。
これだったら「この復習方法は合ってるだろ~完璧にしてるしさ!」って思うかもしれません。

しかし、この方法も駄目だと私は思います。

さて、この方法はどこが悪いのでしょうか?考えてみてください。

この方法の悪い点は効率が悪いところです。

Aくん、Bくんのところでも話しましたが、これも1の段から9の段まで同じ勉強時間を割くことになるし、合っているものまで、覚えているものまで勉強時間を割くことになります。
それでは勉強時間がもったいないです。
「だって忘れてるかもしれないじゃん!」って思うかもしれませんが、そのために1の段なんか勉強してたらいつまでたっても先に進めるかわかりません。

「忘れているかもしれない知識」と「忘れている知識」、どちらを勉強したほうが確実に点数が伸びますか?

忘れているものを思い出す、できない問題をできるようにすることによって進歩はありますが、できる問題をまたできるようにしてもなんの進歩もなく、まわりと差がつくこともなく、むしろその同じ時間でより多くの知識を付けている人もいるかもしれないので偏差値は下がるかもしれません。

Cさんの方法は当たるまで、完璧にするまでやっているのはすばらしいです。
見るだけ、蛍光ペンを引くだけのAくん、Bくんとは全然違います。でも、まじめすぎてなかなか先に進まないでしょう。

少し忘れた部分があるだけで気になって、いつも戻って、なかなかいい点数がとれないタイプです。

範囲の狭い小テストには強いですが、定期テスト、さらには「日本史Bの教科書一冊」などと試験範囲の広い実際の入試には弱いタイプです。

実際に上に書いたような友達いませんか?

少しでも忘れている部分があると先に進めなかったり、どのくらいのタイミングで戻ればいいかわからないっていう人も多いですよね?

見るだけで先にどんどん進んでもいけない、だからと言ってすべてまんべんなく完璧にして言っても先に進んでも遅すぎていけない。
勉強方法とは本当に難しいものなのです。

その難しい勉強方法を解説するために、この逆転合格.comはあります。

では、A~Cの方法はいずれも駄目だったわけです。

あなたも「あ、自分この方法やっているかも・・・」って心が痛んだのではないでしょうか?と思っています。

簡単に3人の方法のダメだった部分をおさらいし、それから正しい復習方法を考えていきましょう。

Aくん→見るだけでは覚えない。全部勉強することは効率が悪い。

Bくん→蛍光ペンを引くだけでは覚えない。どれが忘れているか判断基準があいまい。

Cさん→全部、できるようになるまでやるのは効率が悪い。忘れているものだけを完璧にすべき。

3人のダメな部分は簡単に書くとこんな感じです。

「正しい復習をするためには、1周目の勉強をしているときから、ちゃんとうまく復習できるように備えておかないといけない」

では、正しい復習方法というのはどういうものか?というと

  1.  忘れているものだけを勉強。(全部やみくもに勉強しない!)
  2.  完全にできるようになるまで勉強する。(見るだけ、蛍光ペンを引くだけ、書くだけではなく!)
この2点が重要です。
では、この2点を気をつけるようにするために、「×をつける」という方法が重要になってくるのです。

「×をうまく使いこなす」ことによってこの復習のもっとも重要な二点を抑えることができるのです。

今回は九九の「復習」という設定で話してきましたが、
実は、以下の状態になっている時点で、もう正しい復習はしにくい状況になっています。以下の状態とはどういうことかを考えながら、もう一度九九の問題集を見てみましょう。

1の段は?→
2の段は?→
3の段は?→
4の段は?→
5の段は?→
6の段は?→
7の段は?→
8の段は?→
9の段は?→

こんな問題集あるわけないだろって話なんですが、あるとします。
あったとして、生徒が一度九九を覚えた、それなのに問題集がこういう状況だったらなら、一つ疑問に思うことがあります。

それは

「随分きれいなままの問題集だなぁ」

ということです。

九九を覚えるのは結構大変です。一回では覚えなかったものもあるはずです。

何度も何度も声に出したりしたと思います。

それなのに問題集がきれいなままというのは、本当に全部何度もひたすら勉強したんじゃないかな?って心配になります。

勉強時間は全ての問題に平均的に割いても仕方がありません。
何度も書いていますが、忘れているものを中心に勉強時間を割いていかないといけません。
問題集がきれいなままの人というのは、間違えたもの、難しかったものも一回でできたものも区別せず平均的に扱っていたという何よりの証拠となるのです。

そのため、正しい問題集のあり方とは、以下のような問題集だと思います。

1の段は?→
2の段は?→
3の段は?→
×4の段は?→
5の段は?→
×6の段は?→
××7の段は?→
×××8の段は?→
×9の段は?→

難しかった、覚えにくかった、何度も何度も間違えたものにはたくさん×(もしくはチェック)が、間違えないものはきれいになっているのが理想的な状態だと思います。
もしこのような指標がなければ、全ての問題に「平均的に」勉強時間を割くことになり、効率のいい勉強ができません。

九九を覚えるのに、難しい8の段と1の段を覚えた回数が同じでは効率が悪いと思いませんか?

こういわれると「九九で1の段と難しい段を同じ回数で勉強するわけないじゃん。」っておもうはずです。
なのにかなりの割合で「問題集がすごくきれいな生徒」や「間違えたことが記されていない参考書」というのは数多く目にします。

九九では当たり前なことが、大学受験の勉強ということになると、いきなり出来なくなるというケースはたくさんあります。

なにか受験を高尚なものと捉えすぎているのでは無いでしょうか?

つまるところ九九も受験の知識もすべて同じ暗記です。

九九となにも変わらないのです。

まだまだ復習は奥が深いですが、とりあえず重要なところは分かったと思います。

勉強は正直、復習が命です。復習がホントにすべて。参考書を完璧にする方法が確立すればどんな教科だってどんな資格試験だって確実に成績を伸ばせます。

ではまとめを書いて終わりにします

まとめ

見るだけ、傾向ペンを引くだけで暗記出来ると思うな!
きちんと間違えた問題に×をつけて間違えた問題に時間を割こう!

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